旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

トラピスト修道院

2012年07月22日 | 旅 歴史
 北海道北斗市三ツ石にあるトラピスト修道院です。
 渡島当別駅から1km西の山麓の中に赤レンガの3階建てのトラピスト修道院がひっそりと建っています。この男子修道院の歴史は古く、今から100年以上も前の明治29年(1896)に創立されています。
 農場、牧場、工場などを持ち40数名の修道士が自給自足の生活を送っています。朝は3時半に起き夜は8時に就寝するという粗食に甘んじ終日祈りと沈黙の中で暮らしているのです。 
 函館のトラピスチヌ修道院と同じく厳律シトー修道会の聖母トラピスト修道会の経営です。厳律シトー会はトラピスト会ともいわれヌルシアのベネディクトゥスの作った会則を遵守するカトリックの観想修道会なのです。
 厳律シトー会はベネディクト会を母体とし、1098年にフランスブルゴーニュ地方のシトーに創立された修道院がルーツです。12世紀に活躍した聖ベルナルドによって大きく発展しました。
 12-13世紀には全ヨーロッパに約1800の修道院を持つ大修道会となりました。厳律シトー会は司教の行政干渉を受けない免属修道会の特権も受けているのです。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
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