旅と歴史

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旧伊東家住宅

2012年10月22日 | 旅 歴史
 青森県弘前市大字若党町にある旧伊東家住宅です。
 旧伊東家住宅は藩政時代、代々藩医を勤めた伊藤家の居宅として市内元寺町に建てられたものです。昭和53年(1978)弘前市が伊藤凌二氏から譲り受けました。
 同年、弘前市仲町伝統的建造物群保存地区が、重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。これを受けて旧伊東家住宅は現在地に移築、復元されました。昭和55年(1980)12月から一般公開しています。
 医者の家でしたが、中級武士の居宅に良く似た構造、特徴を残しています。木造一部2階建てで、江戸時代後期の典型的な和小屋組を基本としていて、柾葺き(まさぶき)の切妻屋根です。外壁は、しっくい壁に腰部分竪板張りとなっています。
 広間と常居の上には一室となった中二階が造られています。座敷は簡素ながらも剛質な造作をした床と、違い棚を組み合わせ、藩政時代の落ち着いた住宅空間を生み出しています。平成17年(2005)青森県重宝に指定されています。

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http://ogino.okoshi-yasu.com/
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