旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

善峰寺

2018年04月03日 | Weblog

 京都府京都市西京区大原野小塩町に善峰寺(よしみねでら)があります。
 善峯寺は、天台宗のお寺で、山号は西山、西国33所第20番札所です。寺伝によれば、平安中期の長元2年(1029年)に源算上人により創建されました。源算は比叡山横川の恵心僧都(源信)に師事して、47歳で当山に入りました。
 長元7年(1034)には後一条天皇から「良峯寺」の寺号を賜りました。長久3年(1042)、鷲尾寺の仁弘が、千手観世音菩薩像を当寺に移して、本尊としました。建久3年(1192)後鳥羽天皇より現在の「善峯寺」の宸額が下賜され、現在の寺名の善峯寺と改められています。
 鎌倉時代には愚管抄の著者である慈円や証空上人が住職を勤めました。また西山宮道覚入道親王を始め、青蓮院門跡より多くの親王が住職になったことから西山宮門跡(にしやまのみやもんぜき)と呼ばれるようになりました。
 多くの僧の入山で、室町時代には52もの僧坊が並びましたが、応仁の乱で大半の坊が焼失してしまいました。元禄年間(1688-1704)に徳川5代将軍綱吉の生母である桂昌院が、寺領を寄進し、現在ある鐘楼、観音堂、護摩堂、経堂、鎮守社、薬師堂などが再建されました。
 3万坪という広大な境内には国の重要文化財に指定されている多宝塔をはじめ、山門、鐘楼、観音堂、護摩堂、経堂、開山堂、桂昌院廟、十三仏堂、釈迦堂、阿弥陀堂、薬師堂、青蓮院宮廟などがあり、樹齢約600年といわれる国の天然記念物・遊龍の松などもあります。

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