旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

愛宕念仏寺

2018年04月17日 | 旅 歴史
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 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町に愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)があります。
 愛宕念仏寺は東山の六波羅付近にあった天台宗のお寺で、大正11年(1922)に奥嵯峨のこの地に移築されました。愛宕寺(おたぎでら)として称徳天皇(764-770)の開基で開かれたようです。平安初期に鴨川の洪水で堂宇が流失、天台の僧・千観内供(せんかんないく)が再興し、等覚山愛宕院と号し、比叡山の末寺となったようです。
 千観内供は伝燈大法師と呼ばれ、念仏を唱えて布教したところから愛宕念仏寺と改められています。七堂伽藍となり、勅願寺としての体裁を整えましたが、興廃を繰り返し、最後は本堂、地蔵堂、仁王門だけになりました。大正11年(1922)に現在地での復興を目指しました。
 昭和30年(1955)、天台宗本山から西村公朝が入寺し、仏師として全国を飛び回る傍ら、本堂、地蔵堂、仁王門などを整備し荒廃していた寺を復興させていきました。1200体の石造の羅漢は「昭和の羅漢彫り」と呼ばれる一般参拝者が自ら彫って奉納した石像です。鎌倉時代後期再建の本堂は国の重要文化財に指定されています。

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