旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

醒花亭(

2019年12月29日 | 旅 歴史

 京都府京都市上京区京都御苑内に仙洞御所・大宮御所があります。
 醒花亭(せいかてい)は庭園の最も南にある茶亭で、南池を一望できる格好の場所に建てられています。延享4年(1747)に桜町上皇が歌人・冷泉為村に命じて選ばせた仙洞十景の中に「醒花亭の桜」があります。醒花亭の池の西岸には春を告げる桜の木が植えられています。
 醒花亭はこけら葺きで、正面の玄関には庇を付け出しています。腰高障子を入れ、正面から向かって左には奥に4畳半の書院、手前に5畳の入側(縁側)を取っています。書院と入側の境に建具を入れてないのが特異です。醒花亭は敷地内で最も古い建物で、手前には織部燈籠(キリシタン燈籠)があり、東の庭には加藤清正によって献上されたと伝わる朝鮮灯籠があります。
 醒花亭の東側の入り口の鴨居の上に唐の詩人・李白の詩の扁額が飾られています。額の字は中国、明の時代の郭子章の筆によるものです。醒花亭の名は、この李白の詩の一節「夜来月下臥醒花影」から名づけられました。

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