岐阜県関市西日吉町に関善光寺(宗休寺)があります。
関善光寺は正式には妙祐山宗休寺という天台宗のお寺です。
延享2年(1745)、広瀬利忠が祖父母の遺言で祖先の霊を供養する為、草庵を設けたのが始まりと伝えられています。
宝暦5年(1755)に竹本院の古跡を現在地に移し、比叡山の智堂大和尚を招き開山し、祖父の戒名「歇山宗休居士」から「宗休寺」としました。
寛政10年(1798)に信州の善光寺の阿弥陀如来がこの地で出開帳され、善光寺大勧進等順の指導で善光寺に模して大伽藍が建立されました。以来、関善光寺と呼ばれ、多くの崇敬を集めるようになったそうです。
本尊の丈六の阿弥陀三尊如来は御腹籠仏と呼ばれる胎内仏を持ち、安産育児の守護仏として信仰を集めています。約3万平方mの広い境内には、大仏殿、本堂をはじめ、書院、茶所、十三堂、行者堂、弘法堂などが建ち並んでいます。
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