岐阜県関市長谷寺町に新長谷寺(しんちょうこくじ)があります。
吉田山新長谷寺は真言宗智山派のお寺で、吉田観音とも呼ばれます。また多くの堂宇が文化財指定を受け、伽藍が整っていることから「美濃の法隆寺」とも呼ばれています。
貞応元年(1222)、後堀河天皇の勅命により護認上人が開山しています。以来、国家鎮護の道場として寺運も大いに隆盛しました。正安2年(1300)と長禄元年(1457)に火災に遭いましたがその都度再建されています。
仁王門を入ると正面に本堂、右手に三重塔が建ち、三重塔の左に薬師堂が建てられています。仁王門と本堂の間の左側には、手前から釈迦堂、阿弥陀堂、大師堂が建ち、本堂の右手後方に鎮守堂が建てられています。
本堂、三重塔、大師堂、阿弥陀堂、釈迦堂、薬師堂、鎮守堂、客殿など多くの堂宇が国の重要文化財に指定され、仁王門、鐘楼、経蔵、 金剛力士像などは関市指定文化財です。
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