旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

醍醐寺三宝院庭園

2019年08月16日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺塔頭の三宝院があります。
 醍醐寺三宝院庭園は表書院の広縁の前に広がっています。慶長3年(1598)に秀吉が醍醐の花見にきて自ら設計施工したといわれています。蓬莱山水の形式で池泉回遊式の豪華な質の高い名庭園として有名です。昭和27年(1952)に国の特別史跡、特別名勝の二重指定を受けています。

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三宝院表書院

2019年08月15日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺塔頭の三宝院があります。
 玄関を入ると、葵の間、秋草の間、勅使の間、表書院、純浄観(じゅんじょうかん)、本堂の護摩堂と続いています。純浄観の裏側には宸殿があり、その裏に庫裏が建てられています。これらの建物は醍醐の花見が開かれた慶長3年(1598)に建てられたものです。表書院は昭和29年(1954)に国宝に指定され、他の建物は明治30年(1897)に国の重要文化財に指定されています。

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三宝院殿堂玄関

2019年08月14日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺塔頭の三宝院があります。
 三宝院殿堂の玄関は間口11.8m、奥行5.8m、単層、切妻造り、妻入、本瓦葺きで、慶長3年(1598)に建てられています。正面に唐破風造、檜皮葺きの車寄(間口4.8m、奥行5.8m)が付いています。明治30年(1897)に国の重要文化財に指定されています。

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三宝院表書院

2019年08月13日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺塔頭の三宝院があります。
 三宝院の殿堂の中で国宝に指定されている表書院を中心に各渡廊でつながれ、玄関、勅使の間、秋草の間、葵(あおい)の間、宸殿(しんでん)、庫裡、純浄観、護摩堂などが国の重要文化財に指定されています。秀吉が醍醐の花見に際して、この地にあった金剛輪院を改修して造った建物です。

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三宝院唐門

2019年08月12日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺塔頭の三宝院があります。
 三宝院の唐門は入口に当たる表門のすぐ近くにあります。朝廷からの使者を迎える時にこの扉を開けたとされている門で、桃山時代の慶長4年(1599)に建てられたと考えられています。元は三宝院内の別の場所に建てられていたようですが、その後に勅使門として現在の位置に移されたようです。
 唐門は檜皮葺きの三間一戸の平唐門(門の側面に唐破風が付く唐門)です。中央部の扉には秀吉の家紋である五七桐、扉の両側には12弁の菊を配しています。桃山建築らしい豪快で華やかな門で、昭和29年(1954)に国宝に指定されています。平成21年(2009)から翌年にかけ、解体修理が行われ、往時の姿に戻っています。

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三宝院

2019年08月11日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺塔頭の三宝院があります。
 深雪山(みゆきさん)醍醐寺は醍醐山全山を寺域とする京都屈指の大規模寺院です。伽藍は広く、山上の上醍醐と裾野の下醍醐に分かれ、80余りの堂塔が立っています。下醍醐には 塔頭(たっちゅう)の三宝院があり、有名な醍醐寺座主を輩出しました。
 三宝院は醍醐5門跡(三宝院、理性院、金剛王院、無量寿院、報恩院)の1つで、真言宗醍醐派に属し、修験道当山派本山です。永久3年(1115)、左大臣源俊房の子で醍醐寺14世の勝覚が創建しました。当初は灌頂院と称し、後に仏教の三宝にちなんで三宝院と改称したそうです。
 5門跡の高僧が交替で醍醐寺の座主を務めていましたが、黒衣の宰相とよばれた25世の満済(まんさい)が、足利将軍家の信任を得て、醍醐寺座主を兼任するようになり、寺運も栄え、三宝院門跡が座主を兼ねるのが通例となったそうです。
 足利将軍家の援助を受け全盛期を迎えましたが、文明2年(1470)、応仁の乱などの兵火によって三宝院の殿舎は焼失し、荒廃しました。慶長年間(1596-1615)に醍醐寺座主・義演(ぎえん)が豊臣秀吉の帰依を得て、醍醐寺とともに再興されました。
 江戸時代になると、醍醐寺を開山した聖宝(しょうほう)・理源(りげん)大師が聖宝が金剛、葛城や大峰などで修験の練行を積んだことから、修験道当山派の本山として発展し,、寺領4800石を与えられました。明冶5年(1872)に、修験宗が廃止させられてしまいましたが、現在は真言宗醍醐派、修験道当山派本山となっています。
 三宝院の唐門と三宝院殿堂の表書院は国宝に指定されています。殿堂の中の玄関、勅使の間・秋草の間・葵の間、宸殿、護摩堂、庫裏、純浄観(じゅんじょうかん)など建造物の大半が国重文に指定され、石造宝篋印塔も国重文です。また醍醐寺三宝院庭園は国の特別史跡・特別名勝に指定されています。

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醍醐の花見跡

2019年08月10日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺(下醍醐)があります。
  女人堂から上醍醐への参道の山道の途中の槍山に「醍醐の花見」を催した場所があります。畿内より集めた700本の桜が植えられ、千畳敷と呼ばれる平地に花見の御殿が建てられたそうです。女人堂から槍山の間には、長束正家をはじめ各武将により趣向を凝らした茶屋8棟が設けられました。

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醍醐寺霊宝館

2019年08月09日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺(下醍醐)があります。
 醍醐寺の霊宝館は、昭和5年(1930)、醍醐天皇千百年御遠忌に建設計画が始まり、昭和10年(1935)に開館しました。現在はリニューアルされて本館になり、新たに増築された平成館と合わせ、2つの建物になり、廊下でつなげられています。平成館には休憩スペースもあり、醍醐寺の中でも特に古い見事な枝垂桜を見ることができます。
  霊宝館は国宝や国の重要文化財だけで7万5千点以上、未指定の文化財を含めると10万点以上の寺宝を収蔵しています。彫刻、絵画、工芸、古文書など、日本の仏教史や美術史上貴重な資料が保存され展示されています。春と秋には特別展が開かれています。

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女人堂

2019年08月08日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺(下醍醐)があります。
 女人堂(にょにんどう)は上醍醐へ登る入口にあり入山料を徴収しています。正式には成身院(じょうしんいん)という醍醐寺の塔頭ですが、昔は入山できない女性が此処から山上の諸仏を拝んだことから、「女人堂」と呼ばれています。現在の本堂は江戸初期の再建といわれ、本尊には、山上の准胝観音の分身が祀られています。

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醍醐寺弁天堂

2019年08月07日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺(下醍醐)があります。
 醍醐寺の弁天堂は観音堂の奥の池の畔にあります。観音堂と同じ昭和5年(1930)に建てられています。堂内には、音楽などの学芸や知識の女神であるとして広く知られている弁才天(七福神の一つ)が祀られています。

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醍醐寺観音堂

2019年08月06日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺(下醍醐)があります。
 醍醐寺の観音堂は金堂の奥、弁天堂の手前に昭和5年(1930)に建てられました。石を積み上げた土台にたつ宝形造の建物で、大講堂と呼ばれた建物です。本尊は平安時代末期につくられた醍醐寺最大の丈六(じょうろく)の木造阿弥陀如来坐像で、大日如来坐像、深沙大将、大黒天、地蔵菩薩なども安置されています。

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旧伝法学院

2019年08月05日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺(下醍醐)があります。
 旧伝法学院は下醍醐の一番奥まった所、鬱蒼とした木立の中にあります。仏道修行に志すものの錬成道場で、醍醐天皇一千年御忌を記念し、昭和5年(1930)に造築されています。

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真如三昧耶堂

2019年08月03日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺(下醍醐)があります。
 真如三昧耶堂(しんにょさんまやどう)は不動堂の近くにあります。朱雀(すざく)天皇の御願により法華三昧堂(ほっけさんまいどう)として天暦3年(949)に創建されましたが、文明2年(1470)に焼失してしまいました。現在の堂は平成9年(1997)に真如三昧耶堂として建立されました。真如苑の開祖・伊藤真乗が興した密教法流「真如三昧耶流」のお堂となっています。

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醍醐寺不動堂

2019年08月02日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺(下醍醐)があります。
 醍醐寺の不動堂は金堂と祖師堂の間に建てられています。不動明王を中心に5体の明王像が安置されています。不動堂の前は広場になっていて、護摩道場として使われ、いろいろな祈祷が行われています。当山派修験道の柴燈護摩(さいとうごま)が焚かれます。(柴燈護摩とは、堂内ではなく、野外で大掛かりな護摩焚きをすることです)

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醍醐寺金堂

2019年08月01日 | 旅 歴史

 京都府京都市伏見区醍醐東大路町に醍醐寺(下醍醐)があります。
 醍醐寺の金堂は紀州(和歌山)湯浅の満願寺にあった建物です。釈迦堂(金堂)は醍醐天皇の御願で延長4年(926)に創建されましたが、鎌倉時代と室町時代に2度焼失しました。豊臣秀吉は醍醐寺の再建を急ぐため満願寺本堂を移築することにし、秀頼が慶長5年(1600)に完成させました。この金堂は醍醐寺の中心になるお堂です。
 金堂は下醍醐の伽藍で一番最初に建てられました。創建当初は釈迦を祀る釈迦堂だったそうですが、焼失し、満願寺本堂を移築した時に、その本尊であった薬師三尊像が本尊になりました。中央に木造薬師如来坐像、脇侍に日光・月光菩薩立像が安置されています。その左右には四天王立像が配されています。
 金堂は間口7間、奥行5間、単層、入母屋造り、本瓦葺きの建物で、平安時代後期(1086-1184)の建物です。移築の際に大改造が加えられたようで桃山時代の手法が混在しています。堂内は内陣と外陣の境に結界や間仕切りがなく、一体の空間となっている特色があります。昭和29年(1954)に国宝に指定されています。

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