旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

泉涌寺仏殿

2019年08月22日 | 旅 歴史

 京都府京都市東山区泉涌寺山内町に泉涌寺があります。
 泉涌寺の仏殿は応仁の乱などで焼失し、寛文8年(1668)に徳川家綱の援助で再建された建物です。仏殿は一重もこし付きの入母屋造り、本瓦葺きの大きな建物で、大工は中井主水(正知)が担当しました。中井家は桃山江戸時代に京都での建築の元締で、主要建築を多く造営しました。正知はその三代目に当たります。
 仏殿は正面中央に両開きの棧唐戸、左右両端に花頭窓があります。内部には禅寺風の土間があり、柱、窓、組物、天井など典型的な禅宗様です。本尊は運慶作と伝わる釈迦・阿弥陀・弥勒の三世仏です。過去(釈迦)、現在(阿弥陀)、未来(弥勒)が、三世にわたって平和と幸福を祈ります。
 仏殿の天井の竜の図と本尊背後の白衣観音図は狩野探幽が描いています。古明誉筆の大涅槃図は、国内随一の巨大作で、毎年3月14日から16日に公開されます。泉涌寺の仏殿は唐様建築の代表作で、昭和41年(1966)に国の重要文化財に指定されています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://www.ueda.ne.jp/~ogino/japan/


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