フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月2日(木) 晴れ

2013-05-03 07:59:40 | Weblog

  8時、起床。

  「カナディアン・ファーム」で買ってきたハセパンと紅茶の朝食。高原の思い出にひたりながら、パンはバターで食べる。

   二日分のブログを更新する。

   昼食をとりに外出。京急蒲田の商店街「あすと」の中にある「井戸屋」へ行く。呑川のあやめ橋の付近に鯉のぼりが並んでいる。

 

    前回の訪問でよい定食屋さんであることがわかったが、そのとき隣のテーブルの客が食べていた生姜焼き定食が美味しそうだったのが記憶に残っていて、今日はそれを注文しようと来るときから決めていた。「あの生姜焼き、あの生姜焼き」と心の中で唱えながら来たのだ。私の場合、店に入ってからメニューを眺めて決めるよりも、今日のように家を出るときから決めていることの方が多いように思う。だからお目当てのものが何かの事情でなくなっていたときは、肩すかしを食ったようで、本当に困惑してしまい、「じゃあ、いいや」と店を出てきてしまうこともある。それは、たとえば、お見合いの当日、相手がキャンセルをしたので、急遽代わりの人を連れてこられて、「この人とお見合いしてください」と言われて、「はい、わかりました」とはなかなか言えないのと同じようなものである。

  「井戸屋」のポーク生姜焼き定食は630円である(私はご飯は軽めにしてもらうので、20円引きで610円)。それで肉がこのボリュームというのはすごい。味付けもいい。ご飯が進む。半ライスでは足りない。味噌汁の具は蜆。これも嬉しい。ほうれん草のおひたし(150円)を追加で注文する。これも美味しかった。

  支払いの時、女将さんに「駅前の再開発でこの店はどうなるのですか?」と気になっていたことを聞いてみた。女将さんはこちらの意図を汲み取ったようで、ニコリとしながら、「ここには影響はありません」と答えた。それはよかった。

 

   食後のコーヒーは「珈琲屋カフェモカ イズ」で。日替わりサービスコーヒー(400円)のブラジルを注文。

   「イズ」は「伊豆」の意味だろうか。まさか「is」ではあるまい。「is」であれば後に何か補語が来ないと意味をなさない。「カフェモカは・・・・です」。もっとも「カフェモカ伊豆」でもよく意味はわからないけれど。「カフェ伊豆」ならわかる。「伊豆という名のカフェ」だ。しかし、「伊豆という名のカフェモカ」は変だろう。カフェモカはエスプレッソコーヒーにミルクとチョコレートあるいはココアを入れた飲み物である。だから「カフェオレ伊豆」とか「アメリカンコーヒー伊豆」というのと同じ意味合いである。しかもメニューにはカフェモカはない。「カフェ伊豆」ならわかると書いたが、ただしその場合は、名前の前にわざわざ「珈琲屋」と付いているのが、屋上屋を架す事態になる。つまりくどい。「カフェモカ イズ」では何の店だかわからないかもしれない(カタカナに弱い人だと)と考えて、念のために付けたのかもしれない。昔々の話だ。「京急蒲田店」とあるのも謎をより深いものにしている。後からネットで調べたが、「カフェモカ イズ」という名のカフェはここしかない。もしかしたら以前は他の場所にも「カフェモカ イズ」はあったのだが、そちらは閉店しまったのかもしれない。ちょうと私の家の近所にある「和菓子蒲田屋支店」のように(以前、蓮沼駅のそばにあった本店が閉店してしまった)。

  と、いろいろと謎の多いカフェなのだが、コーヒーを淹れてくれたのは高齢のマダム。ここも幸い再開発の直接の影響は免れているそうである。それはよかった。

 

  昼食+コーヒーでぴったり1時間。仕事があるので、まっすぐ家に戻る。