フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月4日(火) 曇り

2018-09-06 14:51:39 | Weblog

9時半、起床。

トースト、ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

この5点セットが朝食の本来のパターン。しかし、体重のコントロールの関係などで、卵と肉の皿はしばしば省力され、ときにトーストも省かれる。

食後、残った紅茶のお供にスイーツを食べることが増えた。社交の手土産にいただいたスイーツ類の箱が食卓の上にあって、賞味期限の近いものからせっせといただいている。これを加えるならば、朝食6点セットというべきか。

今日の『半分、青い』。鈴愛の母晴(はる)が癌で入院したと弟の草太から電話があった。問題は癌のステージだが、これはまだわからない。もし末期であれば鈴愛も律同様、母を失うことになるが、そこまでバランスを合わせる必要はないだろう。「死」とくに「早い死」はドラマ作りにおいて簡単に切るべきカードではない、というのが私の考えである。

午後4時半ごろ、遅い昼食を食べに出る。「吉岡家」の暖簾が強い風に翻弄されている。

この時間は、蕎麦屋飲みをしている人がちらほら。私がカフェでお茶を飲むように、彼らは蕎麦屋で酒を飲む。

稲庭うどんを注文。なめらかなのどごしがいい。

仏花とお榊を買いに行く。 

「あるす」には相変わらず人影がない。

仏花は腐れが早いので小さな紫蘭の一枝ものを購入することにした。

毎日水をやる必要がない(2週間に一度程度でよい)というのは楽だが、かえって水をやるのを忘れそうな気がしないでもない。

台風の直撃で関西は大変なことになっているようだ。

 紀本直美さんから新刊をお送りいただいた。俳句とエッセー『八月の終電』(創風社出版)。 

『八月の終電』と言う魅力的なタイトルは、収められている俳句の一つ、「八月の終電はみな広島へ」から採っている。紀本さんは広島県呉市のご出身である。「八月」で「広島」と来れば当然「原爆」が連想させるが、直接その言葉は使わずに、読む者をみなあの戦争のあった時代にワープさせる作品である。

紀本さんは「紀本直美の俳句ブログ」を毎日更新されている。俳句ブログ自体は2012年11月から始めたのだが、当初は週二回(水曜と土曜)の更新だったが、2013年7月からは毎日更新するようになった。毎日更新するようになったのは、その2週間ほど前に私の研究室を訪問したのがきっかけだった、と「紀本直美の俳句ブログ史」の中で彼女が書いている。

 「・・・ブログを毎日更新するのは大変ではないかと聞くと、「習慣にすればいいんです。私の場合は朝起きたらすぐにブログを書いてます」と、難しいことをサラリと仰ったのである。そして、ブログを書くという行為は、なにげなく流れてしまう毎日に輪郭をつけるということであり、他者を意識しながら文章を書くという行為を毎日することは、筆力を上げることになると教えて下さった。また、毎日更新すると、閲覧数が上がるそうである。(そうかあ・・・習慣にすれば楽なんだ・・・って、習慣ってすごく大変だし!)と思ったのだが、このタイミングで大久保先生のブログについての考察を聞かせていただいたのは、天啓であると思い、まずは、一日おきの更新にペースアップする。その代わり、負担が大きかった写真の掲載を止めることにする。/2017年7月より、ついにブログを毎日更新することにする。仕事で忙しいときも、そうでないときも、必ず毎日更新する。誰に頼まれたわけではないのに、きちんと締め切りを守るという習慣がついたようである。/2018年現在、ブログを始めてから五年が経った。私の「インターネットと俳句生活」の最大の収穫は、俳句を毎日作るという習慣がつき、句数が増えたことだ。時には、句作が思うようにいかず、エイッと勢いだけで投稿することもある。そんな句が読者の方に誉められることもあるのがブログの面白いところ。出来不出来はあるが、作らないより作った方がいいと思い、更新を続けている。また、ブログのご縁で新しく友人ができたことも、うれしい収穫だ。デメリットは・・・今のところ思い当たらない」(71-73頁)

『八月の終電』は紀本さんが俳句だけでなくエッセイの人もであることを教えてくれる。とくに27歳のときに受けた子宮筋腫の手術の経験を書いた「子宮のことば」には感銘を受けた。

夕食はフライの盛り合わせ、味噌汁、ご飯。 

フライはアジ。玉ねぎ、鶏肉、ウィンナーなど。

今夜は娘が仕事終わりにやってきた。会社から直接来たわけではなく、電車に置き忘れた傘(今週末の芝居の小道具として使うらしい)を横浜駅まで取りに来たその帰りである。

公演直前だが、まだ残席があるそうなので、宣伝しておきましょう。

劇団獣の仕業公演 The Out of Beast 2018「象」

期日・時間: 9/7金 20:00  9/8土 14:00/17:00/20:00  9/9日 14:00/17:00 (上演時間 65-70分) 

場所:レンタルスペース+カフェ兎亭(江古田)

作:別役実

脚色・演出:立夏

出演:手塚優希 立夏 小林龍二

前売・当日 2,000円 

詳しくは→こちら 

*ちなみに最新の残席状況は、

9/7金 △20:00

9/8土 △14:00 ◎17:00 ◯20:00

9/9日 ◎14:00 △17:00

△残りちょっと! ◯大丈夫! ◎めっちゃ大丈夫!だそうです。

4時、就寝。