ニュースで寝台特急「富士」が今日で最後と取り上げていて東京駅に大勢の鉄道ファンが
集まっていた.
昔,鉄道が好きだった.
電車や汽車が好きだったのもあったけど「旅」というものに憧れがあって,鉄道での旅特有の「旅情」に
心惹かれた気がする.
とりわけ「富士」は寝台列車でも一番人気で,幼いながらに私もいつかそれに乗りたいと思った
ものでした.
ふとトラ母が「この前も通過するね」と言った.
急に名残惜しくなり時刻表を引っぱり出し通過時間を確認する.
大阪駅着 1:06
時計を見ると12:20
最後の勇姿を写真に残そうとあわてて用意をして軽トラックで出かけた.
雨が降る中,軽トラックの荷台に三脚をセット.
デジタル一眼を持っていないので私とトラ母のコンデジでスタンバイ.
特に私のキャノンG5は反応が悪いのでシャッター速度を落としてマニュアルフォーカスしておいた.
試し撮りすると線路脇の背の高い雑草にフラッシュが反射する.
写りこみそうなところは全てへし折ってやった.
しばらくすると車が止まり小学生くらいの男の子がカメラ片手に降りてきた.
少年に「時刻表見てきたんか?」と聞くと
「うん」とうなずいた.
・・・・鉄チャンである.
私は荷台に乗っているので見えやすいが少年は見えてなさそう.
「見えるか?」と聞くと
「全然みえない」と答えた.
・
・
・
・
「荷台に乗るか」と聞くと,
「いいんですか」と小さな声でうれしそうに答えた.
二人して荷台で「富士」を待つ.
トラ母は雨なので車内から出てこようとしない.
今はトラ母よりも少年との連帯感の方が強い気がした.
・・・・なかなか来ない.
予定時刻は過ぎている.
・・・遠くに明かりが見えた.
「来た!」と思いシャッターを押したが一番手前の線路を猛スピードでアッという間に
通過していった.
あっけないくらいに・・・一瞬で.
写ったのは客車でした.
少年は礼を言って車に戻っていった.
車が横を通過すると運転していたのは母親だった.会釈する母親.
子供のために夜中でも付き合う母親を見て,いい家族なんだと思った.
家に戻りこのブログを書いているときにふと「上りの富士」があることに気付いた.
上りの富士は大阪は停車駅ではないので時刻表には乗っていないので正確な時刻が分らない.
ネットで調べると乗務員交代で午前3時に大阪で停車するとあった.
時計を見ると午前3:30.
本当の最後の「富士」は見れなかった.
写真を撮った後にふと思った.
写真を撮るのに夢中で目の前を通過した「実物の富士」をよく見ていないということに.
少し複雑な心境になったが最後の「富士」と時間を共有できたのでよしにしようとそう思った.
決して私は鉄チャンではありません.
追伸
デジタル一眼ほしいなぁ
今日も工作が待っている.でも眠たいです.
集まっていた.
昔,鉄道が好きだった.
電車や汽車が好きだったのもあったけど「旅」というものに憧れがあって,鉄道での旅特有の「旅情」に
心惹かれた気がする.
とりわけ「富士」は寝台列車でも一番人気で,幼いながらに私もいつかそれに乗りたいと思った
ものでした.
ふとトラ母が「この前も通過するね」と言った.
急に名残惜しくなり時刻表を引っぱり出し通過時間を確認する.
大阪駅着 1:06
時計を見ると12:20
最後の勇姿を写真に残そうとあわてて用意をして軽トラックで出かけた.
雨が降る中,軽トラックの荷台に三脚をセット.
デジタル一眼を持っていないので私とトラ母のコンデジでスタンバイ.
特に私のキャノンG5は反応が悪いのでシャッター速度を落としてマニュアルフォーカスしておいた.
試し撮りすると線路脇の背の高い雑草にフラッシュが反射する.
写りこみそうなところは全てへし折ってやった.
しばらくすると車が止まり小学生くらいの男の子がカメラ片手に降りてきた.
少年に「時刻表見てきたんか?」と聞くと
「うん」とうなずいた.
・・・・鉄チャンである.
私は荷台に乗っているので見えやすいが少年は見えてなさそう.
「見えるか?」と聞くと
「全然みえない」と答えた.
・
・
・
・
「荷台に乗るか」と聞くと,
「いいんですか」と小さな声でうれしそうに答えた.
二人して荷台で「富士」を待つ.
トラ母は雨なので車内から出てこようとしない.
今はトラ母よりも少年との連帯感の方が強い気がした.
・・・・なかなか来ない.
予定時刻は過ぎている.
・・・遠くに明かりが見えた.
「来た!」と思いシャッターを押したが一番手前の線路を猛スピードでアッという間に
通過していった.
あっけないくらいに・・・一瞬で.
写ったのは客車でした.
少年は礼を言って車に戻っていった.
車が横を通過すると運転していたのは母親だった.会釈する母親.
子供のために夜中でも付き合う母親を見て,いい家族なんだと思った.
家に戻りこのブログを書いているときにふと「上りの富士」があることに気付いた.
上りの富士は大阪は停車駅ではないので時刻表には乗っていないので正確な時刻が分らない.
ネットで調べると乗務員交代で午前3時に大阪で停車するとあった.
時計を見ると午前3:30.
本当の最後の「富士」は見れなかった.
写真を撮った後にふと思った.
写真を撮るのに夢中で目の前を通過した「実物の富士」をよく見ていないということに.
少し複雑な心境になったが最後の「富士」と時間を共有できたのでよしにしようとそう思った.
決して私は鉄チャンではありません.
追伸
デジタル一眼ほしいなぁ
今日も工作が待っている.でも眠たいです.