8月20日(木)晴れ
東京も暑いっ!
しかし、九州の暑さは一段とすごかった。
東京がムシムシなら、鹿児島はジリジリ・・・
日焼け止めを塗ってもすぐ汗で流れて、腕が焦げていくのがわかるほどだった。
その暑い夏の日の、太陽が一番高いところにいる時間に
義母が「nさん!上の畑に落花生を穫りに行こう」と言う。
帰省する度に、なぜかワタクシだけにお声がかかる収穫作業。
夫に、今年は収穫作業には参加しないからねと念押ししたのに、義母には伝わらず・・
「はいっ!nさんの帽子っ」と麦わら帽子を用意してくれ、
ゲラゲラ笑いながら義弟の嫁Y子さんが「おねーさんの帽子ですってよ!」と
手渡ししてくれる。
麦わら帽子に布がくっついてて、耳とか首とか焼けないようになってる帽子を、
東京の人達はご存知だろうか・・・
まさか、ワタクシ、これをかぶる日がくるとは、夢にも思わなかった。
せめてものささやかな抵抗として
「お義母さん、私まだ顔塗ってないので、塗ってから行きます。
先行ってて下さい。」
ゆっくりと日焼け止めやらファンデーションやら塗って、だらだらと畑へ向かうと、
まだみんなは畑の横にあるお墓参りをしている。ちっ!
「さぁ!落花生を掘りに行こう!」
義母と夫が颯爽と畑に向かう後ろを、遠足気分の義妹と姪っ子(二歳)、
義弟Bと甥っ子(四歳)が続き、
囚人のような足取りのワタクシがその後に続く。
そして、案の定、草をかき分け畑に入って行く義母と夫。
一緒に行ったものの、5分も経たずもどってくる義弟と甥っ子。
そして、畑の畦で見学している義妹と姪っ子とワタクシ。
畦ではねるバッタやカマキリを捕まえては甥っ子姪っ子に見せたりして時間を稼ぐ。
しかし、炎天下、じっとしてても汗が流れるような状況ゆえに
甥っ子姪っ子がぐずり始め、義弟一家は畑から去って行く。
畦に一人残され、一人でバッタを追いかけてるわけにもいかず、
しぶしぶ草をかき分けかき分け畑に入り、収穫作業開始。
もう、落花生は山のように掘り起こしてあるので、
後はこれをちぎってカゴに入れればいいのね。
頑張れワタシ!せっせと枝から落花生をちぎる。
すると、しゃがんで作業してる義母が「もう少し掘っておいで」と夫に言う。
しゃがんでる義母に見えないように、夫に「もういい!もうおしまい!」
と声なき声で威嚇する。
夫「もう、十分だよ、もういいよ」と義母に優しく言うが
義母「おまえ達が帰ってきたときの為に作ってるんだから!」と強い調子で言われ、
その横では妻が鬼のような形相で「もうおしまいっ!」と唇だけで夫を責める。
困った夫は「君は、先に帰って、釜を洗ってて!」
そう来たか!
ま、いいでしょ、わかりました。
畑を出て、お墓の横を通ると、義弟一家が墓の水場で水遊び。
こういうところが、ワタクシが弟Bに好感を持つところである。
(いや、お墓で水遊びはいかがなものかと思ったが)
彼は、決してお嫁さんをひとりぼっちにしない。
常に気を使ってあげている。
夫は「Y子さんは東京の人で、鹿児島弁がわからないから、側についていてあげてるんだよ」と言うが
それだけではないと思う。
ムカムカしながら大きな釜を洗う。
しばらくして、サンタさんのように、大きな袋を抱えた夫達が帰ってきて、
落花生を洗い、庭のかまどで大量の落花生を茹ではじめる。
ワタクシの実家に落花生を持たせてあげたいという気持ちはありがたいのだが、
ワタクシの実家では茹で落花生を食べる習慣はない。
それなのに、スーパーの袋で2袋も持たされると正直困るのだ。
私自身が、茹で落花生が苦手ということもあるので、
ホント迷惑としか思えないのだ。
やんわりと遠慮してみても、義母には通じない。
まさに、『遠慮してる』と思われるのだ。
嫁が言って角が立つより、息子の口から言ってもらうしかないと思うのだが、
我が夫は親にはっきりとモノを言うことができない。
ワタクシとしては
「nの実家では、あまり落花生を食べる習慣がないから、
そんなにたくさんは要らないよ。
俺が焼酎のつまみにするくらいだけ貰って帰るよ。」くらい言ってくれよと思うのだが、言えないらしい・・・
書いてると、ものすごく自分が心が狭い人間に思えてくるのだが、
農作業だって、もう少し、夫が上手に誘導してくれればいいのにと思う。
体験農業のように、きゃぴきゃぴルンルンさせてくれとまでは言わないが、
もう少し遊び心があってもいいじゃないか?
子供達をも寄せ付けないような雰囲気で、黙々と作業しなくても・・・と思ってしまう。
収穫イコール収入にかかわるのよっ、生活がかかってるのよっ!ってわけでもないんだから、
「わーーーっ、虫がいた~っ。」
「あ!とうもろこしも穫っていい?」
「これは何ですか?え?おくらって、こんなふうにできるんだ!」
ってな会話を楽しみながら、花を摘んだり、虫を捕まえたりしながら楽しくやりたいって思うのは、甘いっすか?
甘いっすね。
今週は、ずっとこんな感じの愚痴日記が続きます。
東京も暑いっ!
しかし、九州の暑さは一段とすごかった。
東京がムシムシなら、鹿児島はジリジリ・・・
日焼け止めを塗ってもすぐ汗で流れて、腕が焦げていくのがわかるほどだった。
その暑い夏の日の、太陽が一番高いところにいる時間に
義母が「nさん!上の畑に落花生を穫りに行こう」と言う。
帰省する度に、なぜかワタクシだけにお声がかかる収穫作業。
夫に、今年は収穫作業には参加しないからねと念押ししたのに、義母には伝わらず・・
「はいっ!nさんの帽子っ」と麦わら帽子を用意してくれ、
ゲラゲラ笑いながら義弟の嫁Y子さんが「おねーさんの帽子ですってよ!」と
手渡ししてくれる。
麦わら帽子に布がくっついてて、耳とか首とか焼けないようになってる帽子を、
東京の人達はご存知だろうか・・・
まさか、ワタクシ、これをかぶる日がくるとは、夢にも思わなかった。
せめてものささやかな抵抗として
「お義母さん、私まだ顔塗ってないので、塗ってから行きます。
先行ってて下さい。」
ゆっくりと日焼け止めやらファンデーションやら塗って、だらだらと畑へ向かうと、
まだみんなは畑の横にあるお墓参りをしている。ちっ!
「さぁ!落花生を掘りに行こう!」
義母と夫が颯爽と畑に向かう後ろを、遠足気分の義妹と姪っ子(二歳)、
義弟Bと甥っ子(四歳)が続き、
囚人のような足取りのワタクシがその後に続く。
そして、案の定、草をかき分け畑に入って行く義母と夫。
一緒に行ったものの、5分も経たずもどってくる義弟と甥っ子。
そして、畑の畦で見学している義妹と姪っ子とワタクシ。
畦ではねるバッタやカマキリを捕まえては甥っ子姪っ子に見せたりして時間を稼ぐ。
しかし、炎天下、じっとしてても汗が流れるような状況ゆえに
甥っ子姪っ子がぐずり始め、義弟一家は畑から去って行く。
畦に一人残され、一人でバッタを追いかけてるわけにもいかず、
しぶしぶ草をかき分けかき分け畑に入り、収穫作業開始。
もう、落花生は山のように掘り起こしてあるので、
後はこれをちぎってカゴに入れればいいのね。
頑張れワタシ!せっせと枝から落花生をちぎる。
すると、しゃがんで作業してる義母が「もう少し掘っておいで」と夫に言う。
しゃがんでる義母に見えないように、夫に「もういい!もうおしまい!」
と声なき声で威嚇する。
夫「もう、十分だよ、もういいよ」と義母に優しく言うが
義母「おまえ達が帰ってきたときの為に作ってるんだから!」と強い調子で言われ、
その横では妻が鬼のような形相で「もうおしまいっ!」と唇だけで夫を責める。
困った夫は「君は、先に帰って、釜を洗ってて!」
そう来たか!
ま、いいでしょ、わかりました。
畑を出て、お墓の横を通ると、義弟一家が墓の水場で水遊び。
こういうところが、ワタクシが弟Bに好感を持つところである。
(いや、お墓で水遊びはいかがなものかと思ったが)
彼は、決してお嫁さんをひとりぼっちにしない。
常に気を使ってあげている。
夫は「Y子さんは東京の人で、鹿児島弁がわからないから、側についていてあげてるんだよ」と言うが
それだけではないと思う。
ムカムカしながら大きな釜を洗う。
しばらくして、サンタさんのように、大きな袋を抱えた夫達が帰ってきて、
落花生を洗い、庭のかまどで大量の落花生を茹ではじめる。
ワタクシの実家に落花生を持たせてあげたいという気持ちはありがたいのだが、
ワタクシの実家では茹で落花生を食べる習慣はない。
それなのに、スーパーの袋で2袋も持たされると正直困るのだ。
私自身が、茹で落花生が苦手ということもあるので、
ホント迷惑としか思えないのだ。
やんわりと遠慮してみても、義母には通じない。
まさに、『遠慮してる』と思われるのだ。
嫁が言って角が立つより、息子の口から言ってもらうしかないと思うのだが、
我が夫は親にはっきりとモノを言うことができない。
ワタクシとしては
「nの実家では、あまり落花生を食べる習慣がないから、
そんなにたくさんは要らないよ。
俺が焼酎のつまみにするくらいだけ貰って帰るよ。」くらい言ってくれよと思うのだが、言えないらしい・・・
書いてると、ものすごく自分が心が狭い人間に思えてくるのだが、
農作業だって、もう少し、夫が上手に誘導してくれればいいのにと思う。
体験農業のように、きゃぴきゃぴルンルンさせてくれとまでは言わないが、
もう少し遊び心があってもいいじゃないか?
子供達をも寄せ付けないような雰囲気で、黙々と作業しなくても・・・と思ってしまう。
収穫イコール収入にかかわるのよっ、生活がかかってるのよっ!ってわけでもないんだから、
「わーーーっ、虫がいた~っ。」
「あ!とうもろこしも穫っていい?」
「これは何ですか?え?おくらって、こんなふうにできるんだ!」
ってな会話を楽しみながら、花を摘んだり、虫を捕まえたりしながら楽しくやりたいって思うのは、甘いっすか?
甘いっすね。
今週は、ずっとこんな感じの愚痴日記が続きます。