3月4日(木)曇り
昨日はひな祭り。
大事な大事な一人娘のいる我が家、夕べのディナーは、豪華海鮮ちらし寿司に蛤の潮汁、
デザートは菱餅型のケーキに、イチゴのパフェなんかも・・・
と夢が広がっていたのに・・・
ゆうべの我が家の夕餉のテーブルでは、酢豚を中年夫婦がもそもそと食べておりました。
なぜなら、娘は、ラジオで当てたライブに無料招待され、
学年末考査まっただ中にも関わらず、同じく学年末考査まっただ中のカナちゃん(仮名)と
嬉々とお出かけだったから。
カナちゃんを誘ったと聞いた時、母は、これが逆の立場だったら
「ったく、こんな時期にカナちゃんったら余計なものに誘ってくれちゃって(怒)」
と思ったであろう。
だから、カナちゃんのママに申し訳ないなあと思っていたら・・・
昼間カナちゃんのママにばったり。
神様、会って謝りたいから会わせて!とまでは思っとりませんでしたのに。
しょうがないが声をかける。
「今日はごめんね~テスト中なのに余計なものに誘っちゃって・・・」
カナちゃんママ「いいのよぉ~どうせ勉強なんかしてないんだから!」とは言ってくれるが
テストとか、勉強の事から話題が離れない辺りに彼女の恨みを感じる。
カナちゃん、テスト頑張ってくれ!
もちろん、娘よ!あなたもよ!最終日の今日、全力を出し切ってくれ!
カナちゃんは、小学5年で転校してきた娘が、最初に仲良くなったお友達の一人。
カナちゃんのママは、漫画に出てくる教育ママそのもののような感じだった。
実際、二つ上のおにいちゃんの高校受験の時は、ものすごいイケイケぶりに
あの、教育ママ代表のようなAちゃんママですら引きまくるほどだった。
そして、見事某有名都立高校に合格した。
しかし、カナちゃんの受験の時、娘から話を聞く度に、
カナちゃんは志望校のランクを落として行き、
しまいには「願書出したら皆合格(カナちゃんママ談)」の高校に行くことに・・・
どうやらパパが、娘の受験に熱心ではない模様。
はっきり聞いたわけじゃないが、ワタクシが思うに、「女の子に学問はいらん!」タイプのパパのようだ。
そして、カナちゃん自身も、「別にがむしゃらにならなくてもいいかなあ」
小学生の頃のカナちゃんは、習い事の習字では、学年で1、2位を争ううまさだったし、
そろばんだって、とても楽しそうに頑張っていて、
その姿を見た娘が「あたしもソロバン習いたい!」と始めたほどだし、
作文サークルもカナちゃんに誘われて入った。
それくらい、カナちゃんは頑張る子だったし、出来る子だったのだ。
だから、高校受験の頃のカナちゃんの話を聞く度に信じられない思いだった。
期待されないということが、これほど子供を変えるのかと、会ったこともないカナちゃんパパに腹が立つほどだった。
でも、このケースは、カナちゃん自身が納得してるから、「ま、いいか。ひと様の教育方針だもの、ワタクシが口出すことじゃないわね。」と思ってる。
ワタクシが「許せんっ!」と思うのは、娘は「勉強が好き!大学に行きたい!」と思ってるのに
「女に学問はいらぬ」という父親。
ワタクシの知ってるだけで二人はいる。
従姉は、おとなしくて頭がいいと評判の娘さんだった。
しかし、おじちゃんは「女に学問はいらぬ」
従姉は大学に行きたいと願うがおじちゃん曰く「そんなとこに行っても何にもならん!
手に職をつけろ!看護婦になれ!」
従姉は、気が弱く、通学路に犬がいるだけで泣きながら引き返してくるような人。
とても血を見て冷静ではいられないと、高看を出た後、保健師になる。
50過ぎた今でも保健師としてばりばり働いているが、
でも「大学に行かせてもらえなかったことは、ずっと心に引っかかってる」と言う。
もう、孫もいるというのに、「大学へ行けなかった恨み」は根深い。
ワタクシの中学の同級生にもいた。
学年でトップレベルの成績だったのに、彼女の受験校を聞いてみんな驚く。
就職が抜群!という職業系の女子高。
噂があっという間に広がる。
「Yちゃんのお父さんが、女の子は大学に行く必要ないから、就職に有利なJ高校に行けって言うんだって!
Yちゃん、ホントはT高校に行きたいんだけど、許してもらえないんだって!」
中学生ながら、ワタクシは激しくYちゃんに同情した。
「勉強しろ勉強しろ」とうるさい我が父だったが、Yちゃんのお父さんよりずっといいぞと思った。
そう思ったんなら、もっと勉強しろよ!と当時の自分に突っ込みたい気持ちもあるが、
とにかく!勉強する環境を整えてくれてた父には感謝してるし、
自分もまた娘に対して、そうありたいと思っている。
経済的な問題とかあるけど、出来る限り娘が望む方向へ進めるようにしてあげたい。
「ママ!あたし医者になりたいの。」
いいわよ、ママ、身を粉にして働くわ。
「ママ!あたし通訳になりたいから、留学したいの。」
いいわよ、ママ、身を粉にして働くわ。
「ママ!あたし弁護士になりたいの。」
いいわよ・・・とどまるところを知らぬ妄想・・・
昨日はひな祭り。
大事な大事な一人娘のいる我が家、夕べのディナーは、豪華海鮮ちらし寿司に蛤の潮汁、
デザートは菱餅型のケーキに、イチゴのパフェなんかも・・・
と夢が広がっていたのに・・・
ゆうべの我が家の夕餉のテーブルでは、酢豚を中年夫婦がもそもそと食べておりました。
なぜなら、娘は、ラジオで当てたライブに無料招待され、
学年末考査まっただ中にも関わらず、同じく学年末考査まっただ中のカナちゃん(仮名)と
嬉々とお出かけだったから。
カナちゃんを誘ったと聞いた時、母は、これが逆の立場だったら
「ったく、こんな時期にカナちゃんったら余計なものに誘ってくれちゃって(怒)」
と思ったであろう。
だから、カナちゃんのママに申し訳ないなあと思っていたら・・・
昼間カナちゃんのママにばったり。
神様、会って謝りたいから会わせて!とまでは思っとりませんでしたのに。
しょうがないが声をかける。
「今日はごめんね~テスト中なのに余計なものに誘っちゃって・・・」
カナちゃんママ「いいのよぉ~どうせ勉強なんかしてないんだから!」とは言ってくれるが
テストとか、勉強の事から話題が離れない辺りに彼女の恨みを感じる。
カナちゃん、テスト頑張ってくれ!
もちろん、娘よ!あなたもよ!最終日の今日、全力を出し切ってくれ!
カナちゃんは、小学5年で転校してきた娘が、最初に仲良くなったお友達の一人。
カナちゃんのママは、漫画に出てくる教育ママそのもののような感じだった。
実際、二つ上のおにいちゃんの高校受験の時は、ものすごいイケイケぶりに
あの、教育ママ代表のようなAちゃんママですら引きまくるほどだった。
そして、見事某有名都立高校に合格した。
しかし、カナちゃんの受験の時、娘から話を聞く度に、
カナちゃんは志望校のランクを落として行き、
しまいには「願書出したら皆合格(カナちゃんママ談)」の高校に行くことに・・・
どうやらパパが、娘の受験に熱心ではない模様。
はっきり聞いたわけじゃないが、ワタクシが思うに、「女の子に学問はいらん!」タイプのパパのようだ。
そして、カナちゃん自身も、「別にがむしゃらにならなくてもいいかなあ」
小学生の頃のカナちゃんは、習い事の習字では、学年で1、2位を争ううまさだったし、
そろばんだって、とても楽しそうに頑張っていて、
その姿を見た娘が「あたしもソロバン習いたい!」と始めたほどだし、
作文サークルもカナちゃんに誘われて入った。
それくらい、カナちゃんは頑張る子だったし、出来る子だったのだ。
だから、高校受験の頃のカナちゃんの話を聞く度に信じられない思いだった。
期待されないということが、これほど子供を変えるのかと、会ったこともないカナちゃんパパに腹が立つほどだった。
でも、このケースは、カナちゃん自身が納得してるから、「ま、いいか。ひと様の教育方針だもの、ワタクシが口出すことじゃないわね。」と思ってる。
ワタクシが「許せんっ!」と思うのは、娘は「勉強が好き!大学に行きたい!」と思ってるのに
「女に学問はいらぬ」という父親。
ワタクシの知ってるだけで二人はいる。
従姉は、おとなしくて頭がいいと評判の娘さんだった。
しかし、おじちゃんは「女に学問はいらぬ」
従姉は大学に行きたいと願うがおじちゃん曰く「そんなとこに行っても何にもならん!
手に職をつけろ!看護婦になれ!」
従姉は、気が弱く、通学路に犬がいるだけで泣きながら引き返してくるような人。
とても血を見て冷静ではいられないと、高看を出た後、保健師になる。
50過ぎた今でも保健師としてばりばり働いているが、
でも「大学に行かせてもらえなかったことは、ずっと心に引っかかってる」と言う。
もう、孫もいるというのに、「大学へ行けなかった恨み」は根深い。
ワタクシの中学の同級生にもいた。
学年でトップレベルの成績だったのに、彼女の受験校を聞いてみんな驚く。
就職が抜群!という職業系の女子高。
噂があっという間に広がる。
「Yちゃんのお父さんが、女の子は大学に行く必要ないから、就職に有利なJ高校に行けって言うんだって!
Yちゃん、ホントはT高校に行きたいんだけど、許してもらえないんだって!」
中学生ながら、ワタクシは激しくYちゃんに同情した。
「勉強しろ勉強しろ」とうるさい我が父だったが、Yちゃんのお父さんよりずっといいぞと思った。
そう思ったんなら、もっと勉強しろよ!と当時の自分に突っ込みたい気持ちもあるが、
とにかく!勉強する環境を整えてくれてた父には感謝してるし、
自分もまた娘に対して、そうありたいと思っている。
経済的な問題とかあるけど、出来る限り娘が望む方向へ進めるようにしてあげたい。
「ママ!あたし医者になりたいの。」
いいわよ、ママ、身を粉にして働くわ。
「ママ!あたし通訳になりたいから、留学したいの。」
いいわよ、ママ、身を粉にして働くわ。
「ママ!あたし弁護士になりたいの。」
いいわよ・・・とどまるところを知らぬ妄想・・・