パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

昭和な女

2014年06月01日 | おでかけ
6月1日(日)晴れ
娘が「土曜日に三人で映画に行かない?」
我が娘、昭和の匂いがぷんぷんする。
音楽も、邦楽ロック分野が好きだが、母に言わせりゃ「フォークっぽいねえ~」
洋服も、古着屋さんで、母の母が着ていたようなワンピースを嬉々として着ている。
映画館でバイトをしているが、そこで仕入れた情報とかから昭和の映画をチョイスしてはDVD鑑賞したり、
小さな映画館に見に行ったりしている。
母は、今も昔もさほど映画に興味がなく、娘が熱く語っても「ふ~ん。知らないなあ~。」と気の抜けたような返事ばかり。
が、何でも幅広く興味のある夫は「○○監督だろ?その人は、ほかに△△のとか□□のとか撮ってるぞ。」と
同じく熱く語りだす。
今、娘が凝っているのは『相米慎二監督』
その監督の撮った映画「東京上空いらっしゃいませ」が、神保町の映画館でやるという。
普段は一人で映画見に行ったりする娘だが(・・・友達、いないのか?)
神保町の「さぼうる」という喫茶店(これまた昭和の香りだ)にも行きたい。
ちょっとその喫茶店に一人で行くのは勇気がいるらしく、ワタクシ達を誘ったということらしい。
喫茶店だけなら母で事足りるが、映画の話を語るには物足りないらしく、三人で!ということらしい。
夫に「土曜日は仕事?○が神保町に映画見に行こうって言ってるよ。」
夫「休み!何の映画?」
妻「東京上空いらっしゃいませ。なんか昔聞いたことあるよね。」
夫「牧瀬里穂だろ?」
妻「・・・・・」
ってことで、土曜日11時神保町駅で待ち合わせ。
娘が15分遅刻して登場。
ったく!誘った本人が遅刻ってどういうこと!?母は遅刻にはうるさいわよ。がみがみ。
娘が「何か洋服かぶってない?」
見れば・・・娘は白いブラウスに母が若い頃着ていたプリント柄のテロンとしたスカート。
母は茶のトップスにプリント柄の手作りスカート。

おまけにいつもはアキバ風チェックシャツの夫までもがプリント柄のシャツ。

お揃い家族かっ!

まずは映画館に整理券をもらいに行ってから駅の近くの喫茶店さぼうるへ戻る。

ここは「さぼうる」と「さぼうる2」と二店舗あり、食事をしたいのでさぼうる2の方へ入る。
娘は海老炒飯、父母はナポリタン。

多過ぎる。
2人前でしょ、これ。
案の定完食できず、夫は三人前食べることになる。
食べ過ぎたお腹をかかえて映画館へ向かう。
「東京上空いらっしゃいませ」を見て・・・途中満腹の夫は寝始め、隣の娘に二度ほどつつかれていた・・・
ちょうどその日は神保町すずらん通りのお祭りをやっていてにぎわっている。
中学生達の吹奏楽演奏や、婦人会っぽい炊き出し、妙齢の女性達によるダンスなどを横目に出店や古本屋さんを見て回る。
出店に「紙やさん」があり、辞書の紙が展示されてる。
「舟を編む」ふたたび!で、三人で触りまくっていると紙やさんが寄ってきて説明をしてくださる。
「普通の本」用の紙も出してきてくださり、違いを感じたりする文化的親子三人。
あまりに反応の良い親子に気を良くされたか「良かったらこの辞書の紙、持っていかれます?」
母「うれしいっ!」
娘から「それまで一番反応薄かったくせに紙をくれるって言った時のママの反応の良さ!」
古本屋巡りした後、今度は「さぼうる」へ入り一休み。
昭和な女はクリームソーダをご注文。
「何色がいいですか?」
へ?何色?
「緑、赤、青、黄色と選べます。」
「クリームソーダは緑でしょ」という娘を説得して黄色を選ばせる母。
がやはり「クリームソーダは緑にかぎる」そうです。次回はそうしてください。
昭和を満喫した一日でありました。
コメント (2)
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