3月13日(火)晴れ
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卒業式も無事終わり、同じ日の午後、渋谷の某ホテルで『卒業を祝う会』が開催。
カンパイはビールで。
社交性に欠けるワタクシとT代さん、もっぱら飲食にいそしむ。
T代さんが「ワインがあるわよ!」
まずは赤ワインを飲んでみましょう。
あら、結構いけるわ。
各クラスの先生方がお一人ずつ舞台でお話をされるのを聞きながらぐいぐい飲む。
隣に、文化祭の劇「アラジン」での立役者『ジーニー』役だったM君のママがいらっしゃったので
ジーニーの演技を褒めたたえ、さらには彼がN大芸術学部に合格されたと聞いていたので
『楽しみですねえ~』と申し上げると、真面目そうな彼女、少し悲しい目をされて
「大反対したんです。普通の大学の普通の学部に入って、演劇はサークルでやればいいでしょ!って。
でも、頑として聞かなくて。
甘い世界じゃないのよって、いくら言っても聞かなくて。」
ワタクシの意識としては、芸術・芸能・その他少し異色な才能ある方々ってここのご出身の方が多いよねえ。
だから彼が合格したと聞いた時は「おーーーっ!さすが」と嬉しかったんだけどな。
やはり親御さんにしてみたら、手放しでは喜べない世界への入口なのかもねえ。
赤ワインをあけたワタクシ達、今度は白ワインを飲みましょう。
先生方と歓談するでもなく、お礼を言いに行くでもなく、ただただ飲食にいそしむ。
男の子のママ達が数人寄ってきてT代さんとおしゃべりを始める。
「T代君はどこに決まったの?」
なんとT代君は「T外語大」に合格されたのだ。
あんなに勉強してなかったくせに・・・いや、娘からの情報と、T代ママの嘆きと、文化祭でのバンド掛け持ちでの活躍ぶりから勝手に思い込んでいたんですけどね。
「T外語大」と聞いた瞬間、ママ達から悲鳴のような憧れのような羨望のようななんともいえない歓声があがる。
我が娘もT代君が合格したと聞いた時、思わず面と向かってT代君に「勉強してなかったのにねえ」と言い
「ちゃんと勉強したよっ」と怒られたらしい・・・
塾も同じだった二人だが、二人とも塾が大嫌いで、ほとんど行かずじまいの問題児だったのだ。
母達は母達で「あの塾には騙されたよねっ。お金、払うだけ払わされた感じだよねえ。」と悪印象。
似た者同士。
違うのは、T代君の頭の良さだけである。
さすがに担任だった先生方に一言は挨拶すべきだよねえと、アルコールで少しだけ口が廻るようになったぬかるみペア、
Y先生のもとへご挨拶に。
1年の時のT先生も、ずっと娘のことを気にかけて下さってたから一言お礼を!と思い捜すと挨拶待ちの列ができている。
少し離れたところでスタンバイしてると「Nさんのお母様ですよね。」
見るからに品のいい奥様だ。
どなただろう?
同じクラスだったH君のママでした。
しばらくおしゃべりしたのだが・・・ワタクシは気づいてしまったよ、H君!
君は、うちの娘のことが好きだね。
H君のママ曰く「ホントに素敵なお嬢さんで・・・」
それはそれはもう、ものすごい勢いで、いかにうちの娘が素敵なお嬢さんであるかを語られるわけです。
イコールそれはH君が、そういうふうにママに話しているということですよね。
おかしかったのが、「お嬢さんはお綺麗で頭も良くて・・・何と言うか、もう、頭が高い?っていうか」
お母様!それを言うなら「高嶺の花」と言って下さい、ずがたかいって・・・
そして、その『ずのたかい』娘と、H君、音楽の趣味が合うことが発覚。
そういえば「この高校で自分の好きな音楽の話をできる人がいない」と嘆いていた娘だったが
H君と音楽の話をしたって言ってたことあったねえ。
H君、ママに「俺よりすっごい詳しいんだよな。」
ママの話はまだまだ続きます。
「文化祭の中夜祭のビデオ、ご覧になりました?お嬢さんが出られた時のあの歓声!
男の子も女の子も、みんなお嬢さんのことが好きって感じですよねっ。
そもそも、あの劇のヒロインも、みんなからの推薦で選ばれたんですものね。」
ここでワタクシ、ひとしきり娘の大根役者ぶりを謝罪するも
恋は盲目、息子の好きな子はワタクシも好きだわ!ってことなのか、「いいえ!あんなにセリフも多かったのに、素晴らしかったですわ。」
さらに
「センター試験の時、息子と同じ教室だったらしいんです。
お嬢さんから飴をもらったらしくて、あれですごく落ち着いたって!
気配りもできるお嬢さんで、ホントに素晴らしいっ。」
もう、ここまでくると、母は酔いも手伝って、爆笑してしまう。
バンバンと彼女の肩を叩きながら、いかに我が娘がダメダメかをご披露してしまう。
スマン、娘よ。そして、H君夢をつぶしてスマン。
さらには、
帰宅した娘に、その話をすると、同じく爆笑しながら
「うーーーん、そんな話を聞いちゃったら、もうメールしにくいなあ。
H君、国立の後期を受けるんだよ。頑張れメール送ろうと思ってたんだけど・・・やめとこう」
スマン、H君。おばちゃん余計なこと言っちゃった。
頑張れメールは届かないかもしれないけど、娘のことを褒めちぎってくれてて
おばちゃんはとてもうれしい。
おばちゃんが代わりにエールを送ります。(・・・いらん!)
どうか、合格しますように。
そんなこんなで、娘の高校でのラストイベント、無事終了~~~
注)文中にやや脚色されたような、事実と大きく異なるような、ただ単に娘の自慢?っていうような箇所が多々ありますが、
それはH君の妄想よりきたものですので、あえて掲載いたしました。
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卒業式も無事終わり、同じ日の午後、渋谷の某ホテルで『卒業を祝う会』が開催。
カンパイはビールで。
社交性に欠けるワタクシとT代さん、もっぱら飲食にいそしむ。
T代さんが「ワインがあるわよ!」
まずは赤ワインを飲んでみましょう。
あら、結構いけるわ。
各クラスの先生方がお一人ずつ舞台でお話をされるのを聞きながらぐいぐい飲む。
隣に、文化祭の劇「アラジン」での立役者『ジーニー』役だったM君のママがいらっしゃったので
ジーニーの演技を褒めたたえ、さらには彼がN大芸術学部に合格されたと聞いていたので
『楽しみですねえ~』と申し上げると、真面目そうな彼女、少し悲しい目をされて
「大反対したんです。普通の大学の普通の学部に入って、演劇はサークルでやればいいでしょ!って。
でも、頑として聞かなくて。
甘い世界じゃないのよって、いくら言っても聞かなくて。」
ワタクシの意識としては、芸術・芸能・その他少し異色な才能ある方々ってここのご出身の方が多いよねえ。
だから彼が合格したと聞いた時は「おーーーっ!さすが」と嬉しかったんだけどな。
やはり親御さんにしてみたら、手放しでは喜べない世界への入口なのかもねえ。
赤ワインをあけたワタクシ達、今度は白ワインを飲みましょう。
先生方と歓談するでもなく、お礼を言いに行くでもなく、ただただ飲食にいそしむ。
男の子のママ達が数人寄ってきてT代さんとおしゃべりを始める。
「T代君はどこに決まったの?」
なんとT代君は「T外語大」に合格されたのだ。
あんなに勉強してなかったくせに・・・いや、娘からの情報と、T代ママの嘆きと、文化祭でのバンド掛け持ちでの活躍ぶりから勝手に思い込んでいたんですけどね。
「T外語大」と聞いた瞬間、ママ達から悲鳴のような憧れのような羨望のようななんともいえない歓声があがる。
我が娘もT代君が合格したと聞いた時、思わず面と向かってT代君に「勉強してなかったのにねえ」と言い
「ちゃんと勉強したよっ」と怒られたらしい・・・
塾も同じだった二人だが、二人とも塾が大嫌いで、ほとんど行かずじまいの問題児だったのだ。
母達は母達で「あの塾には騙されたよねっ。お金、払うだけ払わされた感じだよねえ。」と悪印象。
似た者同士。
違うのは、T代君の頭の良さだけである。
さすがに担任だった先生方に一言は挨拶すべきだよねえと、アルコールで少しだけ口が廻るようになったぬかるみペア、
Y先生のもとへご挨拶に。
1年の時のT先生も、ずっと娘のことを気にかけて下さってたから一言お礼を!と思い捜すと挨拶待ちの列ができている。
少し離れたところでスタンバイしてると「Nさんのお母様ですよね。」
見るからに品のいい奥様だ。
どなただろう?
同じクラスだったH君のママでした。
しばらくおしゃべりしたのだが・・・ワタクシは気づいてしまったよ、H君!
君は、うちの娘のことが好きだね。
H君のママ曰く「ホントに素敵なお嬢さんで・・・」
それはそれはもう、ものすごい勢いで、いかにうちの娘が素敵なお嬢さんであるかを語られるわけです。
イコールそれはH君が、そういうふうにママに話しているということですよね。
おかしかったのが、「お嬢さんはお綺麗で頭も良くて・・・何と言うか、もう、頭が高い?っていうか」
お母様!それを言うなら「高嶺の花」と言って下さい、ずがたかいって・・・
そして、その『ずのたかい』娘と、H君、音楽の趣味が合うことが発覚。
そういえば「この高校で自分の好きな音楽の話をできる人がいない」と嘆いていた娘だったが
H君と音楽の話をしたって言ってたことあったねえ。
H君、ママに「俺よりすっごい詳しいんだよな。」
ママの話はまだまだ続きます。
「文化祭の中夜祭のビデオ、ご覧になりました?お嬢さんが出られた時のあの歓声!
男の子も女の子も、みんなお嬢さんのことが好きって感じですよねっ。
そもそも、あの劇のヒロインも、みんなからの推薦で選ばれたんですものね。」
ここでワタクシ、ひとしきり娘の大根役者ぶりを謝罪するも
恋は盲目、息子の好きな子はワタクシも好きだわ!ってことなのか、「いいえ!あんなにセリフも多かったのに、素晴らしかったですわ。」
さらに
「センター試験の時、息子と同じ教室だったらしいんです。
お嬢さんから飴をもらったらしくて、あれですごく落ち着いたって!
気配りもできるお嬢さんで、ホントに素晴らしいっ。」
もう、ここまでくると、母は酔いも手伝って、爆笑してしまう。
バンバンと彼女の肩を叩きながら、いかに我が娘がダメダメかをご披露してしまう。
スマン、娘よ。そして、H君夢をつぶしてスマン。
さらには、
帰宅した娘に、その話をすると、同じく爆笑しながら
「うーーーん、そんな話を聞いちゃったら、もうメールしにくいなあ。
H君、国立の後期を受けるんだよ。頑張れメール送ろうと思ってたんだけど・・・やめとこう」
スマン、H君。おばちゃん余計なこと言っちゃった。
頑張れメールは届かないかもしれないけど、娘のことを褒めちぎってくれてて
おばちゃんはとてもうれしい。
おばちゃんが代わりにエールを送ります。(・・・いらん!)
どうか、合格しますように。
そんなこんなで、娘の高校でのラストイベント、無事終了~~~
注)文中にやや脚色されたような、事実と大きく異なるような、ただ単に娘の自慢?っていうような箇所が多々ありますが、
それはH君の妄想よりきたものですので、あえて掲載いたしました。
猫切手が欲しいか
かわいい足跡グラスを見つけたとか
余計な事ばかり書いちゃったからかしら。。。
H君、お嬢様の大ファンですね、絶対!
親子でもうすっかりお嬢様像が出来上がっているからnさんの意見は謙遜にしか聞こえないでしょう!
このおばちゃんも応援しています!
なんとワタクシ、この年にして初の海外旅行に行ってたのでございますのよ。
この件は、明日から怒濤の更新でおしゃべりする予定です。
一回目にいただいたらしいけど消えてしまったらしいコメントが非常に気になる!
かわいい足跡グラスも気になる!
猫切手、可愛いでしょう?
この件も近日中に書くつもりです。
・・・と、未だ興奮冷めやらぬ海外帰りの(・・・しつこく浮かれている・・・)nでしたぁ~