紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

5・カナダへ

2004-11-15 06:52:17 | 2・仕事の周辺
久々の1人旅であった。
娘と息子は、私が出かけるのを、留守番にきてくれていた父と一緒に、窓から見送ってくれた。ワンワンと泣きながら。
5歳だった息子が、泣きながらいった言葉は
「気をつけて行ってくるんだよ。」
予想外の言葉に、驚いた。その言葉が、「パパさんの庭」を書く上で、核になったと思う。

そして、1人で海外に出かけるというのが、こんなにも羽がはえたように、身軽になるなんて、それも予想外のこと。ふだん、あたり前のように、子どもたちと一緒に過ごしていたが、子どもというのは、すごい大荷物なんだと思った。よく考えると、毎日保育園の送り迎えしたり、会社へ行ったり、待ったなしで食事のしたくをしたり、夜は本を書いたり・・、目が回るような日々だった。そういうものいっさいから開放された10日間であった。

(写真:パパさんの裏庭の洋梨の木。パパさんはよくこれを煮て、保存していた)

★カナダ取材旅行