紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

巨木の森(北米の旅・その3)

2004-11-20 16:34:11 | 8・山と旅の思い出
アナハイムにあるディズニーランドで遊んだ後、アムトラックとレンタカーで、セコイア・キングスキャニオン国立公園を目ざした。
最初のアメリカの旅で、初めてそこを訪れて以来、またどうしても、あの巨木に会いたいと思っていた。そして、できれば、あんなに心打たれたセコイアの森を舞台にして、物語が書けないかと考えた。(後に「神様の木」という題で出版された)

再び訪れたジャイアント・セコイアの森は、相変わらず、ドキドキするような、頭がクラクラするような場所だった。
そこで、1週間、2カ所の山小屋に泊まり、森にどっぷりと浸りきって過ごした。
朝に昼に夜に、巨木たちと出会い、地球上で一番大きな生物、2500年生きている木の不思議さに心打たれた。

3000メートルを越える山に登ったり(写真上)、クリスタルケイブという鍾乳洞にいったり、森をくまなく見てまわったり、湖で泳いだり、馬に乗ったり、楽しい毎日だった。

リスはそこらじゅうを駆け回っているし、クマものそのそと歩いていた。

子ども達は、後々、ほんとうにあの森は最高に楽しい場所だといっていた。


(下の写真:左 巨大な松ぼっくりをみて驚く。 右 倒れた巨木の上で遊んでいる。根っこのあたりの豆粒みたいなのが人)

  

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