紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

6・パパさん、ママさんの家で

2004-11-16 08:11:06 | 2・仕事の周辺
私は、小型のテープレコーダーを買い、テープを何本ももって、意気込んでカナダにいった。とにかく、前の年以上に、あちこちに迷惑をかけ、絶対に失敗はできない状況に追い込まれていた。

いってみて、最初に驚いたのは、7年前に行った時と、パパさんたちの生活が判で押したように、同じだったことだった。朝起きた時から、夜寝るまで。ほんとうに何一つ変わっていない。

そこで生活をしながら、私は1人でバンクーバーの町に出かけて、いろいろ見て回った。物語に出てくるスタンレーパークに行ったり、グラウス山に行ったり。
パパさん、ママさんと一緒に行ったのは、博覧会やお墓参り。

そして、合間には、パパさんが生まれてから、それまでの話しを聞いて、せっせとテープにとった。やはり、思っていた以上に波乱に富んだ人生を歩いてきているのだった。

(写真:ママさんのお母さんのお墓参りにいった時の。カナダ生まれの二世のママさんは、考え方も生活習慣も、カナダの人だった)

★カナダ取材旅行