紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

テレマークスキー

2009-01-19 17:24:23 | 4・テレマークスキー日記
この頃よく思うのは、「リューマチ性多発筋痛症」になる前に、テレマークスキーを始めていて本当によかったなあということである。
初めて3年目(といっても1年目はちょっとかじっただけ)に発症したけれど、とりあえず、それまでにはテレマークターンとはどんなものかわかったし、何回かバックカントリーに出て行くこともできた。
ゼロから始めるのだったら、病気の後では、多分わざわざ新しい形のスキーに飛びつく気持ちにはならなかったと思う。

発症前とくらべれば、ハンディーはある。ころんで立ち上がる時に、足や肩が痛むこともあるし。でも、無理せず、雪の山を楽しむことはできる。
人の足跡、滑った跡の全くない雪の積もった森は、ほんとうに気持ちがいい。空気がきれいだし、そこここに動物の気配もある。静かで心が澄む世界が広がっている。

その世界を十二分に楽しむためには、やはり、テレマークスキーがうまくなりたい。
そういうわけで、明日から3日間栂池にいってくる。
明日は1人だけど、後半2日間は、さとさんと一緒に、まほろば倶楽部の石木田ひろさんから教わってくる。


先週行った妙高の森の中。



おそるべしステロイド

2009-01-17 16:02:17 | 11・健康
先週膠原病専門外来を受診した際、先生から、「そろそろステロイドを切りましょう。」といわれたことをブログにも書いた。
CRPも0.08とよかったし、クスリを止めてもいいかなあと、ちょっとは考えた。
でも、なんとなく右足の膝周辺がこわばるし、痛いので、「まだクスリ(1日おきに1mgのステロイド)を飲みます。」と答えた。

ところが、その翌日くらいのことだ。突然、右足の膝周辺がすごーく痛くなった。
動かせばだいじょうぶかと思って、妙高のスキーにいったのだけど、スキーの板をはくのも痛い。
滑るのは、サポーターをすれば、なんとかだいじょうぶだけど、ころぶと起きあがるのが辛い。2年前に病気になって以来、こんなに痛くなったのは初めてだった。
また以前の北海道の時のように、痛みが全身にくるのかと、ちょっと覚悟はした。

それで、とりあえず、1日おきだったステロイドを、毎日1mg飲むことにした。(クスリは少し余分にもらってきてあった)
1週間それを続けたら、右足の痛みは、かなりおさまった。
またステロイドの量は増えてしまったけど、痛いよりはましだろう。
春がくるまでは、減らせないかもしれない。3歩進んで、2歩下がる感じだけど、スキーやスノーシューで山にも行けるだけ幸せだと思う。

その結果かどうか、昨日血糖値をはかってもらうために受診したら、Hba1cは、6.9に上がっていた。ショック!
しばらくは、アルコールをひかえ、食事制限をして、運動メインで暮らそう。

土合周辺と雨呼山スノーシューツアー

2009-01-16 17:26:49 | 3・山の日記
先週、良流娯さんと一緒に、ファンテイルのツアーに参加して大幽の洞窟で氷筍を見た。

その時見たかった雨呼山の氷筍と、もう一カ所土合あたりまでいって、湯桧曽川沿いに歩いてみることにした。今回も案内して下さったのは、ファンテイルの斉藤さん。

湯桧曽川周辺には、夏には何十回となく訪れたことがあるが、冬は初めて。

9:10  土合駅。



すごい吹雪。当初はマチガ沢あたりまでスノートレッキングをしてみようといっていたけど、すごい風なので、湯桧曽川に沿って、ほんの少し歩いてみるだけにした。

湯桧曽川。




その後、先週いった宝台樹スキー場の近くに場所を移動。

11:00  雨呼山登山口。



尾根を登って行く。




土合あたりとは違って、風もさほど強くない。それでも、先週とは大違いの寒さ。
鳥居がかなり雪に埋まっている。

12:00 雨呼山山頂







12:10  猛烈に寒いし、雪も降っているので、岩場の陰で昼食。




熱々の煮込みうどんがおいしい。




1:20  氷筍(にょろにょろ)のできている龍棲洞。やはり、神秘的。それにかわいい。








あまりの寒さに、ついにここでデジカメが電池切れ。このカメラを使い出して、初めて。


2:30頃 下山

妙高杉の原スキー・2日目

2009-01-14 07:24:17 | 4・テレマークスキー日記
娘は、朝ほんとうに東京から妙高までやってくるのかしら、と思っていた。そうしたところ、リフト券を買っている間に、もう着いていた。始発できたというけど、東京と妙高は案外近い。

娘もテレマークスキーなので、ほかのメンバーとは離れ、テレマークスキーの練習をすることにする。

横をみると、ちょっとよさそうなオフピステ(ゲレンデ外)が見えたので、入っていった。




滑ってみると、すごいいいパウダースノー。






それからは、一日中リフトで上ってはその森の中を滑った。すごく気持ちがよかった。


森の中




妙高杉の原スキー・初日

2009-01-13 21:46:15 | 4・テレマークスキー日記
1月11日は、朝3時起きで、出発。当初行く予定だった夫のかわりに、くすの木山の会他のメンバーに混ぜてもらって、妙高杉の原スキー場に行って来た。
天気予報だと、吹雪で強風、スキーなんてできるかしら、という感じであったが、着いてみたら、青空が広がっていて、雪におおわれた黒姫山が美しかった。
けれど、ロープウェイで、上に行った時には、もう雲におおわれていた。




一緒に行ったメンバー。29歳から70歳まで、バラエティーに富んでいる。
このバラバラの年代層が集まるところが、くすの木のいいところだといつも思う。




初スキーというのは、いつものことだけど、イメージではすいすいなんだけど、いざゲレンデを滑り出すと、全く制御がきかない。
一回目で撃沈。ころんだはいいけど、右足が筋痛症のために痛くて、起きあがるのに一苦労。
こんなんで、今シーズンどうなるだろうと思ったけれど、何回か滑るうちに、だんだん調子が出てきた。
それでも、ころんだときは、けっこう起きあがるのが大変。

その日は、雪も降ってきたので、3:30頃切り上げる。
宿に帰ったら、南アルプスの鳳凰三山に登りに行った娘が、天候悪化のため中止となったという連絡が入る。
翌日も、休みをとっていたので、一緒に滑るために、朝一でこちらに来ることになった。

妙高杉の原スキー・2日目

2009年初めての受診

2009-01-10 14:29:53 | 11・健康
今週火曜日、今年初めて「リューマチ性多発筋痛症」をみてもらうために、新宿にある大学病院の膠原病専門外来にいってきた。

<CRP(炎症値)の値>

3.62 → 0.4 → 0.3 → 0.3 → 0.3 → 0.62 →0.82 → 0.18 → 0.19 → 0.13 → 0.13 → 0.09 → 0.14 → 0.06→ 0.1 → 0.08 → 0.12→ 0.08(前回12月の値)

前回、クスリは、2分の1mgに減った。(0.5mg)
そして、今回先生は、「一度切ってみましょうか?」と聞いた。切るとは、ステロイドが〇になること。
嬉しい瞬間ではあった。
けれど、考えた結果「もう少し飲みます。」と答えた。
だって、その時も、今もCRPは低いのに、右足に痛みがある。〇(ゼロ)にしたら、どうなるのか、見当もつかない。

この病気の痛みは、関節のあたりにこわばりがあること。そのため、曲げ伸ばしをするのが痛い。そして、今も右膝関節周辺にこわばりがある。
スノーシューもだいじょうぶではあったけれど、まだ〇(ゼロ)にするのは、ちょっと不安な感じ。
多少のがまんをしても、動かすのが大事だというのは、この2年間でわかっている。動かさないでいると、ますます関節が固まってしまう。
今痛いのも、この2ヶ月間、山に行かなかったせいじゃないかと思っている。去年の八ヶ岳の前も、同じような感じで痛かった。
家でもなるべく右足を曲げたり伸ばしたり、動かすようにしている。

プールに行って泳ぐのがいいと思うのだけど、いつも通っているプールが今年改装工事をしていて、4月くらいまで開いていない。別のプールを探さなくては。

そんな状況だけど、明日、あさってはくすの木山の会の人たちと、妙高杉の原にスキーにいってくる。夫が突然行けなくなり、私が代わりに行くことになった。
テレマークスキーの練習をしてこよう。今シーズン初滑りである。

氷筍(にょろにょろ)のでき方

2009-01-09 16:44:07 | 3・山の日記
この間行った藤原地区では、車道脇の沢の近くにも洞窟があって、氷筍が見えるということだった。
さーっと通り過ぎたので、上からの氷柱は見えたけど、氷筍は見えなかった。
果たしてこのようなものは、あちこちの山で見られるのだろうか。

洞窟内の天井から水滴が落ちる。この時の微妙な温度で、氷筍はできるようである。
ぽたりと落ちるまでは、水のままじゃないと、氷柱となって、天井からぶらさがるだけだ。



ぽたりと落ちてから凍ることで、氷筍ができあがる。おもしろい。


<他にも見たおもしろいもの>
雪の上で、クロカワゲラがよちよちと歩いていた。3月頃見られると聞いたことがあるような気がするけど。1月でも歩いているのね。




カモシカの歩いた後。同じ所を歩いたけど、もぐってしまう。カモシカの方が軽いらしい。ただ身が軽いだけかも。他にもキツネ、ウサギ、テン、などの足跡を見た。





山ぶどう。木になったまま、干しぶどうになったものを食べた。なかなかおいしい。




とちの木の枝。先の芽がないものは、クマカモシカが食べてしまったらしい。




クマの爪痕。クマというのは、けっこう細い木に登れるものだ。




つるあじさい。トントン好きそう。




つる。これも好きそう。




大幽(おおゆう)の洞窟