◇ “有事の円高”は修正された? = 先週の株価は予想以上に反発した。フランスの大統領選挙でEU離脱の危機が薄まったことから、週の前半に大きく上げている。トランプ大統領の税制改革案が発表されたが、実現性に対する疑問もあって市場の評価はまちまち。一方、北朝鮮の戦争リスクに関して、投資家の多くは様子見の姿勢を強めている。
ダウ平均は先週393ドルの値上がり。日経平均も576円の上昇だった。こうしたなかで、注目されるのが円相場の動き。これまでは国際情勢が緊迫感を強めると、安全資産だと言われて円が買われた。しかし今回、円の対ドル相場はほとんど動いていない。さすがに北朝鮮の場合は、地政学的にみて円を安全資産とみるわけにはいかない。為替市場は従来の考え方を、こう変えたのだろうか。
アメリカ経済は、いま微妙な局面を迎えている。個人消費が勢いをなくし、GDPも減速した。にもかかわらず物価は騰勢を強めている。こうした状況で、FRBは利上げを強行するのか。トランプ政権の税制改革を、議会が認めるのか。ニューヨーク市場は、いくつもの問題に解を求めなければならない。一方、来週の東京市場は連休で休眠状態に入る。
今週は1日に、4月の新車販売台数。アメリカでは1日に、4月のISM製造業景況指数。2日に、4月の新車販売台数。3日に、4月のISM非製造業景況指数。4日に、3月の貿易統計。5日に、4月の雇用統計。またEUが3日に、1-3月期のGDP速報を発表する。なお7日は、フランス大統領選挙の決選投票日。
≪1日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ダウ平均は先週393ドルの値上がり。日経平均も576円の上昇だった。こうしたなかで、注目されるのが円相場の動き。これまでは国際情勢が緊迫感を強めると、安全資産だと言われて円が買われた。しかし今回、円の対ドル相場はほとんど動いていない。さすがに北朝鮮の場合は、地政学的にみて円を安全資産とみるわけにはいかない。為替市場は従来の考え方を、こう変えたのだろうか。
アメリカ経済は、いま微妙な局面を迎えている。個人消費が勢いをなくし、GDPも減速した。にもかかわらず物価は騰勢を強めている。こうした状況で、FRBは利上げを強行するのか。トランプ政権の税制改革を、議会が認めるのか。ニューヨーク市場は、いくつもの問題に解を求めなければならない。一方、来週の東京市場は連休で休眠状態に入る。
今週は1日に、4月の新車販売台数。アメリカでは1日に、4月のISM製造業景況指数。2日に、4月の新車販売台数。3日に、4月のISM非製造業景況指数。4日に、3月の貿易統計。5日に、4月の雇用統計。またEUが3日に、1-3月期のGDP速報を発表する。なお7日は、フランス大統領選挙の決選投票日。
≪1日の日経平均は? 予想 = 上げ≫