◇ ダウは2万1000ドルを回復 = ダウ平均株価は先週4つのイベントに直面しながら、週間では66ドルの値上がり。終り値では2か月ぶりに2万1000ドルを回復した。4つのイベントとは、1-3月期のGDP速報、FRBの政策決定会合、4月の雇用統計、そしてフランスの大統領選挙である。このうちGDP速報とフランスの選挙は株価にとってマイナス要因、FRBと雇用はプラス要因として働いた。
1-3月期の実質成長率は年率0.7%に急減速。しかし4月の非農業雇用者数が21万1000人も増えたことで、景気の先行きに対する不安感はほぼ消え去った。FRBが金利を据え置いたことは、すでに織り込み済み。フランスの選挙は8日にならないと結果が出ないため、不安要因として残っていた。株価はこうした4つの要因をこなして、小幅に上昇したわけである。
フランスの選挙でマクロン候補が勝てばEU離脱の可能性がなくなり、ニューヨーク市場の株価は今週も上昇傾向を維持するだろう。一方、日経平均は先週249円の値上がり。連休の谷間だったが、下値を拾う動きは予想以上に強かった。ただ気になるのは、東京の国債市場が機能を停止したこと。これが今週の為替市場にどんな影響を及ぼすのか、注目して行きたい。
今週は8日に、4月の消費者態度指数。9日に、3月の毎月勤労統計。10日に、3月の景気動向指数。11日に、3月の国際収支と4月の景気ウォッチャー調査。アメリカでは11日に、4月の生産者物価。12日に、4月の消費者物価、小売り売上高と5月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が8日に、4月の貿易統計。10日に、4月の消費者物価と生産者物価を発表する。なお9日には、韓国の大統領選挙が実施される。
≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
1-3月期の実質成長率は年率0.7%に急減速。しかし4月の非農業雇用者数が21万1000人も増えたことで、景気の先行きに対する不安感はほぼ消え去った。FRBが金利を据え置いたことは、すでに織り込み済み。フランスの選挙は8日にならないと結果が出ないため、不安要因として残っていた。株価はこうした4つの要因をこなして、小幅に上昇したわけである。
フランスの選挙でマクロン候補が勝てばEU離脱の可能性がなくなり、ニューヨーク市場の株価は今週も上昇傾向を維持するだろう。一方、日経平均は先週249円の値上がり。連休の谷間だったが、下値を拾う動きは予想以上に強かった。ただ気になるのは、東京の国債市場が機能を停止したこと。これが今週の為替市場にどんな影響を及ぼすのか、注目して行きたい。
今週は8日に、4月の消費者態度指数。9日に、3月の毎月勤労統計。10日に、3月の景気動向指数。11日に、3月の国際収支と4月の景気ウォッチャー調査。アメリカでは11日に、4月の生産者物価。12日に、4月の消費者物価、小売り売上高と5月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が8日に、4月の貿易統計。10日に、4月の消費者物価と生産者物価を発表する。なお9日には、韓国の大統領選挙が実施される。
≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫