◇ ダウは新高値を目指す = 自爆テロの暗いニュースに明け暮れた一週間だったが、そんななかでもダウ平均は週間275ドルの値上がり。終り値でも2万1000ドル台を確保した。過去2回は大台の維持に失敗したが、今週は3度目の正直に向かって挑戦。さらにあと35ドルに迫った史上最高値を目指す。日経平均も先週は96円の値上がり。だが東京市場は見送り気分が強く、2万円台に突き進む元気はない。
ニューヨーク市場では、6月の利上げ説が常識になっている。4月のGDP成長率が上方修正されたため、この常識は確信に近いものとなった。しかし市場は完全に織り込んでおり、場況にはあまり響いていない。長期的にはアメリカ経済の拡大が続き、企業の好業績が維持される証拠だと好感されている。
FRBが6月に政策金利を引き上げれば、ドル高・円安になるという期待は裏切られた。為替市場でも利上げは完全に織り込み済みで、円の対ドル相場は自爆テロの影響などでむしろ上昇した。東京市場が元気をなくしているのは、このためかもしれない。しかし日本企業の業績も絶好調の水準。もう少し元気が出ても、おかしくはない。
今週は30日に、4月の労働力調査と家計調査。31日に、4月の鉱工業生産と住宅着工戸数。1日に、1-3月期の法人企業統計と5月の新車販売台数。2日に、5月の消費動向調査。アメリカでは30日に、5月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。31日に、4月の中古住宅販売。1日に、5月のISM製造業景況指数と新車販売台数。2日に、5月の雇用統計と4月の貿易統計。また中国が3日に、5月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪29日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ニューヨーク市場では、6月の利上げ説が常識になっている。4月のGDP成長率が上方修正されたため、この常識は確信に近いものとなった。しかし市場は完全に織り込んでおり、場況にはあまり響いていない。長期的にはアメリカ経済の拡大が続き、企業の好業績が維持される証拠だと好感されている。
FRBが6月に政策金利を引き上げれば、ドル高・円安になるという期待は裏切られた。為替市場でも利上げは完全に織り込み済みで、円の対ドル相場は自爆テロの影響などでむしろ上昇した。東京市場が元気をなくしているのは、このためかもしれない。しかし日本企業の業績も絶好調の水準。もう少し元気が出ても、おかしくはない。
今週は30日に、4月の労働力調査と家計調査。31日に、4月の鉱工業生産と住宅着工戸数。1日に、1-3月期の法人企業統計と5月の新車販売台数。2日に、5月の消費動向調査。アメリカでは30日に、5月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。31日に、4月の中古住宅販売。1日に、5月のISM製造業景況指数と新車販売台数。2日に、5月の雇用統計と4月の貿易統計。また中国が3日に、5月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪29日の日経平均は? 予想 = 上げ≫