◇ カベに跳ね飛ばされた株価 = 日経平均は先週16日の取引時間中、2万円の大台にあと2円というところにまで接近した。そのとき市場関係者の多くは、これで2万円台載せは確実だと思ったに違いない。ところが利益確定売りに押されて下げているうち、こんどはトランプ大統領の弾劾騒ぎが勃発。結局、週間では293円の値下がりとなってしまった。
大統領の弾劾騒ぎで、ダウ平均も17日は370ドルの大幅な下げとなった。しかし、あとは反発し週間では92ドルの値下がりにとどまっている。これはアメリカ企業の業績が好調を維持しているためで、下値の抵抗力が強いことも判明した。ただトランプ大統領の経済政策には、ますます期待が持てなくなっている。この失望感は、まだ尾を引くだろう。
何か新しい好材料が出ないと、2万円台載せは難しい。東京市場では、こんな見方が広まっている。先週は予想を上回る1-3月期のGDP速報も発表されたが、市場はほとんど反応しなかった。トランプ経済政策と同様、アベノミックスも賞味期限切れになっていることを、総理官邸は感じ取っていないように思われる。
今週は22日に、4月の貿易統計。23日に、3月の全産業活動指数。26日に、4月の消費者物価と企業向けサービス価格。アメリカでは23日に、4月の新築住宅販売。24日に、4月の中古住宅販売と3月のFHFA住宅価格。26日に、1-3月期のGDP改定値が発表される。なお23日には、トランプ大統領が予算教書を議会に提出。また25日はOPEC総会、26日にはG7サミットが開かれる。
≪22日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
大統領の弾劾騒ぎで、ダウ平均も17日は370ドルの大幅な下げとなった。しかし、あとは反発し週間では92ドルの値下がりにとどまっている。これはアメリカ企業の業績が好調を維持しているためで、下値の抵抗力が強いことも判明した。ただトランプ大統領の経済政策には、ますます期待が持てなくなっている。この失望感は、まだ尾を引くだろう。
何か新しい好材料が出ないと、2万円台載せは難しい。東京市場では、こんな見方が広まっている。先週は予想を上回る1-3月期のGDP速報も発表されたが、市場はほとんど反応しなかった。トランプ経済政策と同様、アベノミックスも賞味期限切れになっていることを、総理官邸は感じ取っていないように思われる。
今週は22日に、4月の貿易統計。23日に、3月の全産業活動指数。26日に、4月の消費者物価と企業向けサービス価格。アメリカでは23日に、4月の新築住宅販売。24日に、4月の中古住宅販売と3月のFHFA住宅価格。26日に、1-3月期のGDP改定値が発表される。なお23日には、トランプ大統領が予算教書を議会に提出。また25日はOPEC総会、26日にはG7サミットが開かれる。
≪22日の日経平均は? 予想 = 上げ≫