◇ 韓国人が中国人を上回る = 観光局の集計によると、4月の訪日外国人客数は257万8900人で、単月としての過去最高記録を更新した。1-4月の累計では911万6000人、前年を16.4%上回っている。一時の中国人による“爆買い”は影を潜め、花見や登山などの“体験型”が増えている。この結果、1人当たりの消費支出は減少しているが、旅行客数の増加で全体としての消費額は低下していない。
訪問客を国別にみると、1-4月の合計では韓国が227万人でトップ。次いで中国が218万人、台湾が145万人と続いている。16年は中国が韓国を大きく引き離していたが、ことしは韓国がやや優勢。いま日中関係よりも日韓関係の方が難しい局面を迎えているが、訪日する人数にはほとんど影響していない。
外国人客数は、5月13日時点で1000万人に達したという推計も出ている。この調子だと、ことしは2700万人にのぼるという予想もある。16年の総数は2404万人だったから、ことしも2ケタの伸び率になりそうだ。政府が目標としている「20年に4000万人」も、どうやら視野に入ってきた。
こうみてくると「日本も観光大国になった」と思われがちだが、世界は広い。15年の統計でトップのフランスは8445万人。仮に訪日客数が4000万人になったとしても、15年の番付に入れるとまだ第6位。中国やイタリアにも及ばない。ただ、それだけ糊代は大きいわけだから、オリンピック後も見据えた観光戦略をじっくりと進めて行こう。
≪25日の日経平均 = 上げ +70.15円≫
≪26日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
訪問客を国別にみると、1-4月の合計では韓国が227万人でトップ。次いで中国が218万人、台湾が145万人と続いている。16年は中国が韓国を大きく引き離していたが、ことしは韓国がやや優勢。いま日中関係よりも日韓関係の方が難しい局面を迎えているが、訪日する人数にはほとんど影響していない。
外国人客数は、5月13日時点で1000万人に達したという推計も出ている。この調子だと、ことしは2700万人にのぼるという予想もある。16年の総数は2404万人だったから、ことしも2ケタの伸び率になりそうだ。政府が目標としている「20年に4000万人」も、どうやら視野に入ってきた。
こうみてくると「日本も観光大国になった」と思われがちだが、世界は広い。15年の統計でトップのフランスは8445万人。仮に訪日客数が4000万人になったとしても、15年の番付に入れるとまだ第6位。中国やイタリアにも及ばない。ただ、それだけ糊代は大きいわけだから、オリンピック後も見据えた観光戦略をじっくりと進めて行こう。
≪25日の日経平均 = 上げ +70.15円≫
≪26日の日経平均は? 予想 = 上げ≫