◇ 日本人は1人1日平均290リットルを使用 = 国土交通省の推計によると、日本の水使用量は13年度で802億立方メートルだった。用途別にみて最も多いのは農業用水で540億立方メートル。次いで工業用水が476億立方メートル、生活用水が151億立方メートルとなっている。ただ工業用水は多くが再利用されており、その分を除くと111億立方メートルにとどまる。
水の総使用量は1990-95年がピークで、年間の使用量は889億立法メートルに及んでいた。その後は耕作面積の減少や節水技術の進歩で、農業用水と工業用水の使用量は減る傾向にある。特に大量の水を使う化学工業、鉄鋼業、紙・パルプ工業で、再利用技術が向上した影響が大きい。一方、生活用水の使用量は横ばい傾向を続けている。
日本の水道普及率は、13年度末で97.7%にのぼる。このため生活用水のほとんどは、水道の使用によるものだ。用途別にみると、最も多いのが風呂で全体の40%、次いでトイレが22%、炊事が17%、洗濯が15%などとなっている。国民1人が1日で使う平均の使用量は289.6リットル。四国が最大で317リットルなのに対し、最低は北九州の257リットル。その原因はよく判らない。
国連の統計によると、世界の水の使用量は16年で3983立方キロメートル。日本は81.5立方キロメートルだった。使用量が多いのはインドが761立方キロメートル、中国が608立方キロメートル、アメリカが486立方キロメートルなど。総人口や耕作面積の差によるが、人口で割ってみても日本の使用量は割と少ない。
(続きは来週サタデー)
水の総使用量は1990-95年がピークで、年間の使用量は889億立法メートルに及んでいた。その後は耕作面積の減少や節水技術の進歩で、農業用水と工業用水の使用量は減る傾向にある。特に大量の水を使う化学工業、鉄鋼業、紙・パルプ工業で、再利用技術が向上した影響が大きい。一方、生活用水の使用量は横ばい傾向を続けている。
日本の水道普及率は、13年度末で97.7%にのぼる。このため生活用水のほとんどは、水道の使用によるものだ。用途別にみると、最も多いのが風呂で全体の40%、次いでトイレが22%、炊事が17%、洗濯が15%などとなっている。国民1人が1日で使う平均の使用量は289.6リットル。四国が最大で317リットルなのに対し、最低は北九州の257リットル。その原因はよく判らない。
国連の統計によると、世界の水の使用量は16年で3983立方キロメートル。日本は81.5立方キロメートルだった。使用量が多いのはインドが761立方キロメートル、中国が608立方キロメートル、アメリカが486立方キロメートルなど。総人口や耕作面積の差によるが、人口で割ってみても日本の使用量は割と少ない。
(続きは来週サタデー)