◇ 日経平均は行って来いに = 株式市場は先週、ワシントン発の2つのニュースに翻弄された。まず週初は「トランプ減税法案が成立の可能性」という一報。これでニューヨークは上げたが、東京は反応なし。また週央には「トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都に認定」のニュース。ニューヨークも下げたが、東京は450円近くの大幅な下落。ただ週末には急速に戻している。
ダウ平均は週間98ドルの値上がり。終り値は2万4300ドルを超えて、また史上最高値を更新した。一方、日経平均は週間8円の値下がり。週央の大幅安をほとんど消した形で終わっている。こうした株価の動きをみると、世界同時好況のワク組みには変化がなく、株価は年末から年始にかけてさらに上昇すると期待していいかもしれない。
ただ気になる変化も、いくつか現われてきた。1つは中国の株価が下げたこと。また東京市場では、ジャスダックやマザースなどの新興市場に人気が移り始めたこと。さらに世界の半導体市場で、過剰感が出てきたこと。これらはまだ小さな変化の芽だが、来春にかけて注目すべき点になるのは間違いない。
今週は11日に、10-12月期の法人企業景気予測調査。12日に、11月の企業物価と10月の第3次産業活動指数。13日に、10月の機械受注。15日に、12月の日銀短観。アメリカでは12日に、11月の生産者物価。13日に、11月の消費者物価。14日に、11月の小売り売上高。15日に、11月の工業生産。また中国が14日に、11月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪11日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ダウ平均は週間98ドルの値上がり。終り値は2万4300ドルを超えて、また史上最高値を更新した。一方、日経平均は週間8円の値下がり。週央の大幅安をほとんど消した形で終わっている。こうした株価の動きをみると、世界同時好況のワク組みには変化がなく、株価は年末から年始にかけてさらに上昇すると期待していいかもしれない。
ただ気になる変化も、いくつか現われてきた。1つは中国の株価が下げたこと。また東京市場では、ジャスダックやマザースなどの新興市場に人気が移り始めたこと。さらに世界の半導体市場で、過剰感が出てきたこと。これらはまだ小さな変化の芽だが、来春にかけて注目すべき点になるのは間違いない。
今週は11日に、10-12月期の法人企業景気予測調査。12日に、11月の企業物価と10月の第3次産業活動指数。13日に、10月の機械受注。15日に、12月の日銀短観。アメリカでは12日に、11月の生産者物価。13日に、11月の消費者物価。14日に、11月の小売り売上高。15日に、11月の工業生産。また中国が14日に、11月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。
≪11日の日経平均は? 予想 = 上げ≫