◇ 50年前は男女ともに東京都が第1位 = 厚生労働省が発表した15年時点の都道府県別・平均寿命によると、全国第1位は男性が滋賀県の81.78歳。女性が長野県の87.67歳だった。前回10年時点の調査で第1位だった長野県の男性は、第2位だった滋賀県に追い抜かれた。厚労省は「滋賀県は食塩の摂取量が少なく、喫煙者の割合も低い」とコメントしている。
この調査による全国平均は、男性が80.77歳で5年前より1.18歳延びた。また女性は87.01歳で、前回より0.66歳延びている。したがって、滋賀県の男性は全国平均より1年も長生きしているわけだ。また長野県の女性も、全国平均を0.674歳上回った。滋賀県の男性は1965年には全国第27位だったが、そこから順位を上げてとうとう第1位に到達した。
このように長期的にみると、順位はけっこう入れ替わっている。たとえば1965年の時点では、男女ともに東京都が第1位。その東京都は今回の調査で、男性は第11位、女性は第15位にまで後退している。1965年から2015年までの間、常に上位10位以内に入っているのは、男性では長野県と神奈川県。女性では沖縄県と岡山県しかない。
重要なことは、順位が変わった原因だろう。食事や睡眠、運動量や医療体制など、原因は多岐にわたるに違いない。そこを詳しく分析することによって、人々の寿命を延ばすことが出来る。同時に健康寿命を延ばすことが、いっそう重要であることは言うまでもない。こうした調査や分析を進めるためには、平均寿命が低い地域を研究することが欠かせない。
(続きは明日)
≪20日の日経平均 = 上げ +23.72円≫
≪21日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
この調査による全国平均は、男性が80.77歳で5年前より1.18歳延びた。また女性は87.01歳で、前回より0.66歳延びている。したがって、滋賀県の男性は全国平均より1年も長生きしているわけだ。また長野県の女性も、全国平均を0.674歳上回った。滋賀県の男性は1965年には全国第27位だったが、そこから順位を上げてとうとう第1位に到達した。
このように長期的にみると、順位はけっこう入れ替わっている。たとえば1965年の時点では、男女ともに東京都が第1位。その東京都は今回の調査で、男性は第11位、女性は第15位にまで後退している。1965年から2015年までの間、常に上位10位以内に入っているのは、男性では長野県と神奈川県。女性では沖縄県と岡山県しかない。
重要なことは、順位が変わった原因だろう。食事や睡眠、運動量や医療体制など、原因は多岐にわたるに違いない。そこを詳しく分析することによって、人々の寿命を延ばすことが出来る。同時に健康寿命を延ばすことが、いっそう重要であることは言うまでもない。こうした調査や分析を進めるためには、平均寿命が低い地域を研究することが欠かせない。
(続きは明日)
≪20日の日経平均 = 上げ +23.72円≫
≪21日の日経平均は? 予想 = 上げ≫