◇ 日米ともに5月は全週下げ = ダウ平均は先週675ドルの下げ。日経平均も516円の下落だった。これで5月の5週間は、日米の株価がすべて値下がりしたことになる。月間でみると、ダウは1778ドル、日経平均は1658円の下落。全週下げた割には、小幅な下げだったと言えるかもしれない。それでもダウは2万5000ドルを割り込み、日経平均は2万円の大台割れが心配される水準にまで低下した。やっぱり、ことしも「5月は売り」だった。
米中貿易戦争に決着のメドが立たないこと、欧州議会選挙でポピュリズム政党が伸長したこと、さらにトランプ大統領がメキシコに対して制裁関税を課したこと。これらの国際情勢が、すべて売り材料になってしまった。加えて東京市場の場合は、日米貿易交渉に対する警戒感、それにアメリカの長期金利が下がったことによる円高の進行も作用した。
1か月間も株価が下落したことで、ニューヨーク市場ではFRBの金利引き下げを期待する声が強まっている。今週あたりから、FRBがどう反応するのかに関心が高まるだろう。東京市場ではいっそう明確になった割安感に、内外の投資家がどう動くのか。日経平均は2万円が抵抗線になるのか。6月も、株価の予測はむずかしい。
今週は3日に、1-3月期の法人企業統計と5月の新車販売台数。7日に、4月の毎月勤労統計、家計調査、景気動向指数。アメリカでは3日に、5月のISM製造業景況指数。5日に、5月のISM非製造業景況指数。6日に、4月の貿易統計。7日に、5月の雇用統計が発表される。
≪3日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
米中貿易戦争に決着のメドが立たないこと、欧州議会選挙でポピュリズム政党が伸長したこと、さらにトランプ大統領がメキシコに対して制裁関税を課したこと。これらの国際情勢が、すべて売り材料になってしまった。加えて東京市場の場合は、日米貿易交渉に対する警戒感、それにアメリカの長期金利が下がったことによる円高の進行も作用した。
1か月間も株価が下落したことで、ニューヨーク市場ではFRBの金利引き下げを期待する声が強まっている。今週あたりから、FRBがどう反応するのかに関心が高まるだろう。東京市場ではいっそう明確になった割安感に、内外の投資家がどう動くのか。日経平均は2万円が抵抗線になるのか。6月も、株価の予測はむずかしい。
今週は3日に、1-3月期の法人企業統計と5月の新車販売台数。7日に、4月の毎月勤労統計、家計調査、景気動向指数。アメリカでは3日に、5月のISM製造業景況指数。5日に、5月のISM非製造業景況指数。6日に、4月の貿易統計。7日に、5月の雇用統計が発表される。
≪3日の日経平均は? 予想 = 下げ≫