◇ 金融相場に沸くNY市場 = ダウ平均は先週630ドルの値上がり。これで6月に入ってからは3週間の連騰。この間の上げ幅は1900ドルを超え、先週末の終り値は史上最高値まであと100ドルちょっとに迫っている。上げた材料は、ほとんどがFRBによる利下げ期待だけ。市場では7月の利下げが確実視され、完全な金融相場が展開された。
ニューヨーク連銀が先週初に発表した製造業の景況指数は、予想をはるかに下回った。ふつうならば、これで株式は売られ国債が買われたはず。ところが株は下がらず、国債は上がらなかった。市場は金融緩和だけに集中し、景況指数には神経が行き届かなかったようだ。と言うより、意識的に景況指数を無視したのかもしれない。
日経平均は先週142円の値上がり。こちらも3週連騰だが、その間の上げ幅は657円にとどまっている。中国経済の減速で輸出が大幅に落ち始め、アメリカの金利低下予想で円高が進んだ。ニューヨーク市場が活況でも、それを写し切れないのはそのためである。今週は週末にG20大阪会議。新しい風が吹き込むかどうか。
今週は25日に、5月の企業向けサービス価格。27日に、5月の商業動態統計。28日に、5月の労働力調査、鉱工業生産、住宅着工戸数。アメリカでは25日に、4月のFHFA住宅価格、5月の新築住宅販売、6月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。27日に、1-3月期のGDP確定値、5月の中古住宅販売が発表される。28-29日は、大阪でG20首脳会議。
≪24日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
ニューヨーク連銀が先週初に発表した製造業の景況指数は、予想をはるかに下回った。ふつうならば、これで株式は売られ国債が買われたはず。ところが株は下がらず、国債は上がらなかった。市場は金融緩和だけに集中し、景況指数には神経が行き届かなかったようだ。と言うより、意識的に景況指数を無視したのかもしれない。
日経平均は先週142円の値上がり。こちらも3週連騰だが、その間の上げ幅は657円にとどまっている。中国経済の減速で輸出が大幅に落ち始め、アメリカの金利低下予想で円高が進んだ。ニューヨーク市場が活況でも、それを写し切れないのはそのためである。今週は週末にG20大阪会議。新しい風が吹き込むかどうか。
今週は25日に、5月の企業向けサービス価格。27日に、5月の商業動態統計。28日に、5月の労働力調査、鉱工業生産、住宅着工戸数。アメリカでは25日に、4月のFHFA住宅価格、5月の新築住宅販売、6月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。27日に、1-3月期のGDP確定値、5月の中古住宅販売が発表される。28-29日は、大阪でG20首脳会議。
≪24日の日経平均は? 予想 = 下げ≫