◇ コロナ再拡大が株価の重石に = ダウ平均は先週812ドルの値上がり。先々週の下げをほぼ取り戻した。雇用情勢の改善などで買い進まれたが、コロナ感染者の急増で2万6000ドル台にはたどり着けない。一方、日経平均は206円の値下がり。こちらは前2週間の上げを、食いつぶす形となった。やはり東京都の感染者数が急増したことを嫌気している。
アメリカでは、1日の感染者増加数が5万人を超えた。全米50州のうち26州で、感染者数が過去の記録を更新している。あわてて行動規制や店舗の閉鎖などに踏み切る州も相次いでいる。また日本の1日当たり感染者数も200人を超えた。日米ともに言えることは、この1-2週間の状況しだいで、厳しい規制に逆戻りするかどうかが決まりそうだということ。
仮にそうなれば、経済再生の動きは止まる。状況は3-4月の厳しさに戻り、コロナ対策は一から出直しになりかねない。市場は再び財政・金融の出動に期待をかけるだろうが、政府も中央銀行も残された手段は少なくなってきている。こうした状態は今週も続き、株価に対する重石はむしろ大きくなって行くだろう。
今週は7日に、5月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。8日に、6月の景気ウオッチャー調査。9日に、5月の機械受注。10日に、6月の企業物価。アメリカでは6日に、6月のISM非製造業景況指数。10日に、6月の生産者物価。また中国が9日に、6月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
アメリカでは、1日の感染者増加数が5万人を超えた。全米50州のうち26州で、感染者数が過去の記録を更新している。あわてて行動規制や店舗の閉鎖などに踏み切る州も相次いでいる。また日本の1日当たり感染者数も200人を超えた。日米ともに言えることは、この1-2週間の状況しだいで、厳しい規制に逆戻りするかどうかが決まりそうだということ。
仮にそうなれば、経済再生の動きは止まる。状況は3-4月の厳しさに戻り、コロナ対策は一から出直しになりかねない。市場は再び財政・金融の出動に期待をかけるだろうが、政府も中央銀行も残された手段は少なくなってきている。こうした状態は今週も続き、株価に対する重石はむしろ大きくなって行くだろう。
今週は7日に、5月の家計調査、毎月勤労統計、景気動向指数。8日に、6月の景気ウオッチャー調査。9日に、5月の機械受注。10日に、6月の企業物価。アメリカでは6日に、6月のISM非製造業景況指数。10日に、6月の生産者物価。また中国が9日に、6月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ≫