経済なんでも研究会

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死者が語る コロナ肺炎の危険度 (18)

2020-07-11 07:39:58 | なし
◇ 消防車が来るから火事になってもいい = 日本時間10日午前0時の集計。アメリカ・ブラジル・インド・ロシアの死亡者増加が止まらない。アメリカの感染者数は300万人を突破、死亡者数も13万2310人に達した。ブラジルの死亡者は6万7964人、インドは2万1129人、ロシアは1万0825人となっている。一方、イギリス・フランス・イタリアなどのヨーロッパ諸国は死亡者数が少なく、落ち着いた状態が続いた。

アメリカでは全米50州のうち、39州で感染者数が過去最大になった。1日で4万7000人も増加している。経済再開を急ぎ過ぎた結果で、多くの州が再規制に乗り出した。しかしカリフォルニア・フロリダ・テキサスなどでは、死亡者の増加も目立つ。インドは全土で厳しい移動制限を実施、6月から解除したとたんに感染者が急増し始めた。

日本の感染者は2万人を超えた。死亡者数も995人となり、1000人に近づいている。特に9日と10日には東京都の感染者数が、過去最大の224人と243人を記録。東京の近県でも増加し、全国では400人を超えた。にもかかわらず、政府は10日から大型イベントに対する規制を緩和。たとえばプロ野球やJリーグでも、5000人程度の観客を入れられるようになった。

その理由の一つとして、安倍首相は「病院のベッド数に余裕があるから」と述べている。西村経済再生相や小池東京都知事も、同様のことをたびたび口にしている。だが、この理屈は「消防車が来るから、火事は怖くない」と言うのに等しい。あまりにも乱暴な言い分である。病院のベッドさえあれば、コロナ患者はいくら増えてもいいというのか。政治家が口にすべきことではないだろう。

       ≪10日の日経平均 = 下げ -238.48円≫

       【今週の日経平均予想 = 5勝0敗】     

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