◇ コロナ+米中関係が重荷に = ダウ平均は先週202ドルの値下がり。週央にはいったん2万7000ドルを超えたが、すぐに押し戻された。上げ材料はEUが93兆円にのぼる復興基金の創設で合意したこと、それにトランプ政権が追加のコロナ対策費として210兆円の財政支出を決めたこと。下げ材料は衰えを見せないコロナの感染、それに米中関係がいっそう悪化したことだった。
東京市場は先週、月-水3日間だけの営業だった。最初はニューヨークにつられて上昇したが、連休を控えて水曜日には反落した。それでも週間55円の値上がり。中国に対する強硬な姿勢を表明したポンペオ米国務長官の演説は、連休中に伝えられた。したがって今週は、まずその評価から始めなければならない。東京市場も、コロナ+米中関係が重荷になりそうだ。
米中ともに、今週は4-6月期の企業決算が集中する。それに関連して注目されるのは、米中関係の悪化に伴って、先週は円の対ドル相場が一時105円台まで上昇したこと。有事の安全資産として買われたらしいが、米中間の緊張は日中間の緊張にも通じる。はたして安全な資産なのか、首をかしげる人も少なくないのでは。
今週は28日に、6月の企業向けサービス価格。30日に、6月の商業動態統計。31日に、6月の労働力調査、鉱工業生産、住宅着工戸数。アメリカでは28日に、7月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。30日に、4-6月期のGDP速報。またEUが31日に、4-6月期のGDP速報。中国が31日に、7月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪27日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
東京市場は先週、月-水3日間だけの営業だった。最初はニューヨークにつられて上昇したが、連休を控えて水曜日には反落した。それでも週間55円の値上がり。中国に対する強硬な姿勢を表明したポンペオ米国務長官の演説は、連休中に伝えられた。したがって今週は、まずその評価から始めなければならない。東京市場も、コロナ+米中関係が重荷になりそうだ。
米中ともに、今週は4-6月期の企業決算が集中する。それに関連して注目されるのは、米中関係の悪化に伴って、先週は円の対ドル相場が一時105円台まで上昇したこと。有事の安全資産として買われたらしいが、米中間の緊張は日中間の緊張にも通じる。はたして安全な資産なのか、首をかしげる人も少なくないのでは。
今週は28日に、6月の企業向けサービス価格。30日に、6月の商業動態統計。31日に、6月の労働力調査、鉱工業生産、住宅着工戸数。アメリカでは28日に、7月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。30日に、4-6月期のGDP速報。またEUが31日に、4-6月期のGDP速報。中国が31日に、7月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪27日の日経平均は? 予想 = 下げ≫