◇ ダウ平均は2か月ぶりに新高値 = ニューヨークは夏祭り、東京は夏休みの風情となった。ダウ平均は先週353ドルの値上がり。終り値は3万4786ドルに達し、ついに史上最高値を2か月ぶりに更新した。ナスダックやSP500も最高値を更新しており、ニューヨーク市場は熱気に溢れている。ところが日経平均は先週283円の値下がり。出来高も少なく、まるで活気がない。
このところ、株価は分厚いパンに挟まれたサンドイッチのハムのようになっている。上のパンは、金融緩和の縮小がいつ始まるかの不安。株価を上から押さえつける。下のパンはコロナ後の景気回復に対する期待。株価を下から持ち上げようとする。ニューヨーク市場の場合は、上のパンが薄くなり、下のパンが厚くなった。たとえば、6月の雇用情勢が予想以上に好転したことなどが原因。
東京市場の場合は、反対になった。コロナの第5波が真剣に心配され始め、下のパンは薄くなる。その一方、日銀はETF(上場投資信託)の買い入れをほとんど止めてしまったから、上のパンは重みを増した。だからニューヨークが上がっても、ついて行けない。今週は反発力が働くかもしれないが、基本的な流れは先週と同じだろう。
今週は6日に、5月の家計調査と毎月勤労統計。9日に、5月の景気動向指数。8日に、6月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは6日に、6月のISM製造業景況指数。また中国が9日に、6月の消費者物価と生産者物価を発表する。なお9日に、G20財務相・中央銀行総裁会議がイタリアで開かれる。
≪5日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
このところ、株価は分厚いパンに挟まれたサンドイッチのハムのようになっている。上のパンは、金融緩和の縮小がいつ始まるかの不安。株価を上から押さえつける。下のパンはコロナ後の景気回復に対する期待。株価を下から持ち上げようとする。ニューヨーク市場の場合は、上のパンが薄くなり、下のパンが厚くなった。たとえば、6月の雇用情勢が予想以上に好転したことなどが原因。
東京市場の場合は、反対になった。コロナの第5波が真剣に心配され始め、下のパンは薄くなる。その一方、日銀はETF(上場投資信託)の買い入れをほとんど止めてしまったから、上のパンは重みを増した。だからニューヨークが上がっても、ついて行けない。今週は反発力が働くかもしれないが、基本的な流れは先週と同じだろう。
今週は6日に、5月の家計調査と毎月勤労統計。9日に、5月の景気動向指数。8日に、6月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは6日に、6月のISM製造業景況指数。また中国が9日に、6月の消費者物価と生産者物価を発表する。なお9日に、G20財務相・中央銀行総裁会議がイタリアで開かれる。
≪5日の日経平均は? 予想 = 下げ≫