◇ イギリスは賭け、日本は負け = 世界の感染者数は累計1億8508万人、この1週間で287万人増加した。死亡者数は400万1791人で5万4692人の増加。感染者の増加は前週よりやや拡大、死亡者はやや縮小した。死亡者数はこの3か月で100万人増え、400万人を突破している。しかし感染者に対して死亡者の増加が多少とも縮小しているのは、ワクチンの効果が出始めているからだろう。
死亡者数を国別にみると、アメリカが60万6228人でいぜん断トツ。ただ1週間の増加数は1509人にまで縮小した。続いてブラジルが52万人台、インドが40万人台、メキシコが23万人台。さらにロシアが13万人台、イギリスとイタリアが12万人台、フランスが11万人台、ドイツが9万人台、イランが8万人台となっている。このほかで目立ったのはインドネシアで、この1週間では4765人が死亡した。
驚くべき行動に出たのはイギリス。ジョンソン首相は5日「ロンドンを含む全土で、すべての規制を解除する」と発表した。イギリスのワクチン接種率は2回目を終えた人が全人口の64%に達して、重症者・死亡者が激減したためだという。この1週間でみると、感染者は19万人も増えたが、死亡者は161人にとどまった。イギリスの新聞は「ジョンソン首相の大きな賭け」と論評している。
日本の感染者は累計81万3822人、この1週間で1万2275人増えた。死亡者は1万9920人で112人の増加。感染者は前週より1719人増えたが、死亡者は91人減少した。ただ東京都で感染者の増加傾向が著しく、政府は東京都に4度目の緊急事態宣言を発令した。オリンピック中も緊急事態になるわけで、政府の「オリンピックをコロナに勝った証し」とする目論見は破れたと言える。日本は「負けた」ことを自覚すべきだろう。
≪9日の日経平均 = 下げ -177.61円≫
【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】
死亡者数を国別にみると、アメリカが60万6228人でいぜん断トツ。ただ1週間の増加数は1509人にまで縮小した。続いてブラジルが52万人台、インドが40万人台、メキシコが23万人台。さらにロシアが13万人台、イギリスとイタリアが12万人台、フランスが11万人台、ドイツが9万人台、イランが8万人台となっている。このほかで目立ったのはインドネシアで、この1週間では4765人が死亡した。
驚くべき行動に出たのはイギリス。ジョンソン首相は5日「ロンドンを含む全土で、すべての規制を解除する」と発表した。イギリスのワクチン接種率は2回目を終えた人が全人口の64%に達して、重症者・死亡者が激減したためだという。この1週間でみると、感染者は19万人も増えたが、死亡者は161人にとどまった。イギリスの新聞は「ジョンソン首相の大きな賭け」と論評している。
日本の感染者は累計81万3822人、この1週間で1万2275人増えた。死亡者は1万9920人で112人の増加。感染者は前週より1719人増えたが、死亡者は91人減少した。ただ東京都で感染者の増加傾向が著しく、政府は東京都に4度目の緊急事態宣言を発令した。オリンピック中も緊急事態になるわけで、政府の「オリンピックをコロナに勝った証し」とする目論見は破れたと言える。日本は「負けた」ことを自覚すべきだろう。
≪9日の日経平均 = 下げ -177.61円≫
【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】