経済なんでも研究会

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死者が語る コロナ肺炎の危険度 (71)

2021-07-24 07:44:33 | なし
◇ インドネシアが世界最悪に = 世界の感染者数は累計1億9200万人、この1週間で363万5000人増えた。この増加数は前週より34万8000人多い。死亡者数は412万7109人で、6万8876人の増加。前週を1万2434人上回った。全体としてコロナは再拡大している。東南アジアやアフリカの新興国で流行、ワクチン接種が進んだ先進国でも勢いを取り戻した。特に悪化が目立つのはインドネシアだ。

例によって国別の死亡者数をみると、アメリカが60万9877人。来週は61万人台に乗せるだろう。次いでブラジルが54万人台、インドが41万人台、メキシコが23万人台。さらにロシアが14万人台、イギリスとイタリアが12万人台、フランスが11万人台、ドイツが9万人台、イランが8万人台となっている。そしてインドネシアが7万9032人と続く。この1週間で8840人が死亡しており、この死亡者数はブラジルやインドを上回った。

こうしたなかで、イギリスの危険な賭けが始まった。ロンドンを含むイングランド全域の規制を、19日に全面解除。店舗やイベントの規制、ソーシャル・ディスタンス、マスクの着用義務もいっさい無くなった。ワクチン接種率が成人の68%に達したためで、「感染者が増えても死亡者が増えなければいい」という政策である。ちなみに、この1週間の感染者は33万4000人の増加、死亡者は385人にとどまった。

日本の感染者は累計85万7921人、この1週間で2万6839人増えた。この増加数は前週より9579人と大幅に悪化している。死亡者は1万5108人で88人の増加。前週より12人減っている。ワクチン接種が伸びたせいだろう。こうした状況のなかで、とうとうオリンピックが開催された。期間中に感染者や死亡者が急増すれば、菅内閣の支持率はさらに下がる。ここでも賭けが始まった。


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