◇ オミクロンなら都市封鎖はせず = 感染は異常に速いが、重症化率は低い。オミクロン変異ウイルスの特徴が、数字のうえにも顕著に表れてきた。世界の感染者は2億9786万人、この1週間で1328万人増加した。この増加数は過去最大。しかし死亡者は546万5502人で、4万3096人の増加にとどまっている。この増加数は、前週よりやや少ない。こうしたオミクロン株の特徴をみて、各国の政府は都市封鎖などの極端な行動規制を避けている。
アメリカの新規感染者は1日で100万人、フランスは32万人、イギリスは25万人、イタリアは18万人を超えた。いずれも過去最大の拡大ぶりである。死亡者の増加数も、この1週間ではアメリカが9000人、フランスが1400人、イギリスが1200人、イタリアが1100人を上回った。決して少ない数ではないが、感染者の増加数に比べれば勢いは弱い。このため各国はワクチン接種を急ぎ、規制は最低限度にとどめている。特にイギリスは、水際対策まで緩和した。
国別の死亡者数をみると、アメリカは累計83万2148人。次いでブラジルが61万人台、インドが48万人台、ロシアが30万人台、メキシコが29万人台。さらにイギリスとインドネシアが14万人台、イタリアとイランが13万人台、フランスが12万人台となっている。このうち死亡者数が前週より拡大したのは、イギリス・イタリア・フランスだった。
日本でもオミクロン株の感染が広がり、コロナ第6波の到来が確実となった。感染者は累計174万3790人、この1週間で1万0729人増加した。前週の4倍以上となっている。死亡者は1万8397人で、増加数はわずかに6人。政府は沖縄・山口・広島の3県に「まん延防止等重点措置」を適用した。しかしオミクロンは、まだまだ拡大するだろう。そのとき政府は「緊急事態宣言」にまで踏み切るのかどうか。岸田首相は正念場を迎えている。
≪7日の日経平均 = 下げ -9.31円≫
【今週の日経平均予想 = 2勝2敗】
アメリカの新規感染者は1日で100万人、フランスは32万人、イギリスは25万人、イタリアは18万人を超えた。いずれも過去最大の拡大ぶりである。死亡者の増加数も、この1週間ではアメリカが9000人、フランスが1400人、イギリスが1200人、イタリアが1100人を上回った。決して少ない数ではないが、感染者の増加数に比べれば勢いは弱い。このため各国はワクチン接種を急ぎ、規制は最低限度にとどめている。特にイギリスは、水際対策まで緩和した。
国別の死亡者数をみると、アメリカは累計83万2148人。次いでブラジルが61万人台、インドが48万人台、ロシアが30万人台、メキシコが29万人台。さらにイギリスとインドネシアが14万人台、イタリアとイランが13万人台、フランスが12万人台となっている。このうち死亡者数が前週より拡大したのは、イギリス・イタリア・フランスだった。
日本でもオミクロン株の感染が広がり、コロナ第6波の到来が確実となった。感染者は累計174万3790人、この1週間で1万0729人増加した。前週の4倍以上となっている。死亡者は1万8397人で、増加数はわずかに6人。政府は沖縄・山口・広島の3県に「まん延防止等重点措置」を適用した。しかしオミクロンは、まだまだ拡大するだろう。そのとき政府は「緊急事態宣言」にまで踏み切るのかどうか。岸田首相は正念場を迎えている。
≪7日の日経平均 = 下げ -9.31円≫
【今週の日経平均予想 = 2勝2敗】