◇ ダウは底値が見えた = ダウ平均は先週460ドルの値上がり。ことし初めての上昇となった。FRBの金融引き締め前倒し、ウクライナ情勢の緊迫化などで売られたが、大きく巻き戻した。特に24日は一時1100ドルも下落したが、あと反発して99ドルの上昇で終わっている。続いて25日も800ドル下げたあと、ほぼ値を取り戻して終わった。こうした動きからみて、ダウ平均の下値抵抗線は3万3000ドルだったことが判明したと言えるだろう。
日経平均は先週805円の値下がり。ことしはまだ上昇した週がない。4週間の合計では2074円の下落、終り値は2万7000円を割り込んだ。株価は20年11月の水準に逆戻りしている。特にFRBの発表が伝わった27日には800円を超す値下がりとなったが、ニューヨークと違って反発はしなかった。オミクロンの異常な感染拡大も、市場の空気を暗くした。
特に大きな悪材料が出ない限り、ダウ平均が3万3000ドルを下回ることはなさそうだ。むしろ今後は上下動を繰り返しながら、値を切り上げて行くのではないか。一方、日経平均の方は見通しを立てにくい。オミクロンと原油の先行きが判然としないからだ。この2つの不安材料が長引いて企業業績の見通しが暗くなると、株価は再上昇の手がかりを見失うことになりかねない。
今週は31日に、12月の鉱工業生産、商業動態統計、1月の消費動向調査。1日に、12月の労働力調査、1月の新車販売。アメリカでは1日に、ISM製造業景況指数。3日に、ISM非製造業景況指数。4日に、1月の雇用統計。また31日に、EUが10-12月期のGDP速報を発表する。
≪31日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週805円の値下がり。ことしはまだ上昇した週がない。4週間の合計では2074円の下落、終り値は2万7000円を割り込んだ。株価は20年11月の水準に逆戻りしている。特にFRBの発表が伝わった27日には800円を超す値下がりとなったが、ニューヨークと違って反発はしなかった。オミクロンの異常な感染拡大も、市場の空気を暗くした。
特に大きな悪材料が出ない限り、ダウ平均が3万3000ドルを下回ることはなさそうだ。むしろ今後は上下動を繰り返しながら、値を切り上げて行くのではないか。一方、日経平均の方は見通しを立てにくい。オミクロンと原油の先行きが判然としないからだ。この2つの不安材料が長引いて企業業績の見通しが暗くなると、株価は再上昇の手がかりを見失うことになりかねない。
今週は31日に、12月の鉱工業生産、商業動態統計、1月の消費動向調査。1日に、12月の労働力調査、1月の新車販売。アメリカでは1日に、ISM製造業景況指数。3日に、ISM非製造業景況指数。4日に、1月の雇用統計。また31日に、EUが10-12月期のGDP速報を発表する。
≪31日の日経平均は? 予想 = 上げ≫