◇ FRBショックでいったん下げる = ダウ平均は先週107ドルの値下がり。年末年始の消費が堅調だったことから、景気や企業業績の先行きが明るくなり、週初は株高となった。4日には3万6800ドルまで上昇、新高値を更新している。しかし5日になって、FRBが「引き締めのテンポを加速する」姿勢であることが判明し、反落に転じた。特に保有資産を売却する‟量的引き締め”が早まるという観測が、市場にショックを与えている。
日経平均は先週313円の値下がり。こちらも4日の大発会には500円以上も上げ、4年ぶりに明るいスタートを切っている。円安が進行しても、輸出関連銘柄が物色されただけで悪材料にはならなかった。しかし6日には、ニューヨーク市場の反落が響いて844円も下落している。オミクロン株の異常な急拡大も不安材料となった。
ニューヨーク市場では「超金融緩和相場の終わり」という見方と「巨額の投資資金があるから大丈夫」という考え方が交錯しているようだ。今週はどちらの力が勝るかによって、株価の方向が決まるだろう。ただ2つの考え方が競合して、株価の振動は大きくなるかもしれない。注意点は物価の動向。また東京市場は、オミクロン株に対する警戒感が強まる可能性が大きい。
今週は11日に、11月の景気動向指数。12日に、12月の景気ウオッチャー調査。14日に、12月の企業物価。アメリカでは12日に、12月の消費者物価。13日に、12月の生産者物価。14日に、12月の小売り売上高と工業生産、1月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が12日に、12月の消費者物価と生産者物価。14日に、12月の貿易統計を発表する。
≪11日の日経平均は? 予想 = 下げ≫
日経平均は先週313円の値下がり。こちらも4日の大発会には500円以上も上げ、4年ぶりに明るいスタートを切っている。円安が進行しても、輸出関連銘柄が物色されただけで悪材料にはならなかった。しかし6日には、ニューヨーク市場の反落が響いて844円も下落している。オミクロン株の異常な急拡大も不安材料となった。
ニューヨーク市場では「超金融緩和相場の終わり」という見方と「巨額の投資資金があるから大丈夫」という考え方が交錯しているようだ。今週はどちらの力が勝るかによって、株価の方向が決まるだろう。ただ2つの考え方が競合して、株価の振動は大きくなるかもしれない。注意点は物価の動向。また東京市場は、オミクロン株に対する警戒感が強まる可能性が大きい。
今週は11日に、11月の景気動向指数。12日に、12月の景気ウオッチャー調査。14日に、12月の企業物価。アメリカでは12日に、12月の消費者物価。13日に、12月の生産者物価。14日に、12月の小売り売上高と工業生産、1月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が12日に、12月の消費者物価と生産者物価。14日に、12月の貿易統計を発表する。
≪11日の日経平均は? 予想 = 下げ≫