◇ ストンとは落ちない粘着相場 = ダウ平均は先週320ドルの値下がり。終り値は3万6000ドルを割り込んだ。市場を取り巻く環境は決してよくない。オミクロンが全米で猛威を振るい、FRBは金融引き締めの方向に舵を切った。12月の小売り売上高と工業生産は、ともに予想を下回った。だから普通なら、株価はもっと下落してもおかしくない。しかし少し下がると個人の買いが入るので、株価はドスンとは下がらなくなっている。
日経平均は先週354円の値下がり。日本ではオミクロンが、これから本格的に拡散する見通し。企業物価が高止まりしているなかで、景気の先行きは暗くなってきた。したがって東京市場の環境も明るくはないが、それでもニューヨーク同様、株価はあまり大きく下がらない。不可解なのは日銀が14日、3か月ぶりのETF買いに出動したこと。株価がもっと大きく下げると誤認したのだろうか。
ニューヨーク市場も東京市場も、取り巻く環境がすぐに変わる兆候はない。頼みの綱は企業業績の好転だが、その見通しも明るくはない。したがって株価の下落傾向は、まだ続きそうだ。ただダウ平均も日経平均も、ことしに入ってから2週続けて下げている。今週あたりは反発するかもしれない。いずれにしても、オミクロンの動向がカギを握っている。
今週は17日に、11月の機械受注と第3次産業活動指数。20日に、12月の貿易統計。21日に、12月の消費者物価。アメリカでは18日に、1月のNAHB住宅市場指数。19日に、12月の住宅着工戸数。20日に、12月の中古住宅販売。また中国が17日に、10-12月期のGDP速報、12月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお17日に、岸田首相が初の施政方針演説。
≪17日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均は先週354円の値下がり。日本ではオミクロンが、これから本格的に拡散する見通し。企業物価が高止まりしているなかで、景気の先行きは暗くなってきた。したがって東京市場の環境も明るくはないが、それでもニューヨーク同様、株価はあまり大きく下がらない。不可解なのは日銀が14日、3か月ぶりのETF買いに出動したこと。株価がもっと大きく下げると誤認したのだろうか。
ニューヨーク市場も東京市場も、取り巻く環境がすぐに変わる兆候はない。頼みの綱は企業業績の好転だが、その見通しも明るくはない。したがって株価の下落傾向は、まだ続きそうだ。ただダウ平均も日経平均も、ことしに入ってから2週続けて下げている。今週あたりは反発するかもしれない。いずれにしても、オミクロンの動向がカギを握っている。
今週は17日に、11月の機械受注と第3次産業活動指数。20日に、12月の貿易統計。21日に、12月の消費者物価。アメリカでは18日に、1月のNAHB住宅市場指数。19日に、12月の住宅着工戸数。20日に、12月の中古住宅販売。また中国が17日に、10-12月期のGDP速報、12月の鉱工業生産、小売り売上高、固定資産投資額を発表する。なお17日に、岸田首相が初の施政方針演説。
≪17日の日経平均は? 予想 = 上げ≫