(↑随分咲き揃いました。東京は、昨日梅の開花宣言があったとニュースで言ってましたから、わたしの住む地域はめちゃ早いです。ノルディックウォーキング教室、1時間少々で5,5km歩きました。その後友人とさらに歩きましたので、15000歩を超えました〜)
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先日ご紹介したTVドラマ『旅屋おかえり』、
全4話を先週見通しました。
前にも書きましたが、
このドラマ、原田マハさんの本が原作です。
でも、別物と考えてみた方が楽しめるかなと思いました。
大まかな設定や、旅先は同じですが、
短編ドラマですので、
かなり単純化して、ストーリーも変えてあります。
前編を見た時には、「読んでから見る」パターンをとりました。
本を読んでイメージが膨らんでいましたから、
ちょっとした違和感がありました。
だから後編は、
途中までで本を読むのをやめて、いわゆる「見てから読む」パターンにしました。
結果的にこれの方が良かった。
途中まで読んでたから、設定が違ってたのはわかりましたが、
結末までわからなかったので、
どっぷりドラマのストーリーに浸れました。
まずは、旅先の景色の美しさに脱帽。
日本の北と南、どちらもどんだけ〜というほど綺麗。
これは本を読んでイメージを膨らませるだけでは味わえません。
雪の秋田も美しかったですが、
特に後編の愛媛県内子町から小田深山渓谷、梼原町へのルート、
紅葉の季節だったこともあり、うっとりするような景色で、
思わずGoogleマップで場所を確認しちゃいました。
有名な和紙や蝋燭などにも興味津々。
関西に帰った時には、必ず行くぞ〜と思いましたよ。
さらに主人公を演じた安藤サクラさんの存在感がハンパなし。
本の方では、
主人公「丘えりか」の人物像とか背景とかが詳しく出てくるので、
そのイメージで持って安藤さんを見た時には、
「違う!」と正直思いました。
でも、
彼女の笑顔やものの言い方、その雰囲気に一気に持っていかれた感じ。
上手い女優さんだとは聞いてましたけど、まんじゅう顔、納得しました。
前編、後編見終わった時には、本の中の「丘えりか」は吹っ飛んでて、
もう「安藤サクラ」=「丘えりか」になっちゃってました(笑)。
「旅屋」というのは、
旅に実際に行けない人の代わりに「おかえりさん(丘えりか)」が行くという新しいジャンルの仕事。
ドラマの中では、その「おかえりさん」が長くやっていた旅番組、スポンサーが降りたことで、なくなってしまい、
事務所としては立ち行かなくなってしまうのに対して思いついた苦肉の策でした。
だけど、その旅番組がなくなったことを惜しむ人たちもたくさんいて、人気があった「おかえりさん」がやるというので、「旅屋」業も成り立ちはじめるんです。
『旅屋おかえり』という原田マハさんの原作分のドラマは、
今回の前編・後編で、一応完結した格好ですが、
新しい脚本さえどんどんできれば、
このコンセプトでドラマを続けてやっていけそうな気すらします。
こんなコロナ禍の時代、
視聴者であるわたしたちもどこにも行けずにみんな燻ってる。
でも「おかえりさん」があちこち旅するドラマを見ながら、
行けないけれど、「おかえりさん」が代わりにあちこちに行ってくれ、
自分をそこに置いてみて色々想像したり、
「コロナが終息したらあそこに行こう」とか、
「ルートはこうして行こう」とか、色々旅行の計画を立てたりできる、
そんな楽しみも提供してくれる新しい趣向のドラマになると思います。
なかなか地上波では作れない手のドラマなのかな。
多くの方に見ていただきたい、ほっこりドラマ。
是非是非続編も作ってほしい。
心からそう思いました。
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