前回、神戸へ行った時は海側の旧居留地界隈を歩いたので今回は異人館をはじめ、山手方面を歩きに訪れた。
異人館(外観だけ)やヴォーリズのフロンドリーブ、ヒビヤフラワーアカデミー他・・を回った後、相楽園へやって来た。
ここには近代建築の旧小寺家厩舎と移築された旧ハッサム邸がある。
入園料300円だが、異人館に比べたらなんと良心的な価格だろう~と思ってしまった。
旧小寺家厩舎は相楽園の所有者であった元神戸市長小寺謙吉氏が明治43年頃に厩舎としてこの地に建てたもの。
構造は煉瓦造りの一階に木造の小屋組をのせたドイツ風の重厚な造りで、正面一階は馬車庫、二階は厩務員の宿舎、東側は吹き抜けの高い天井の馬房になっている。
とても馬小屋とは思えない豪華な外観だ~
この日は園内では菊花展が開かれていて、この厩舎の中でも大菊の切花が展示されていた。
馬房。
馬房の吹き抜けの天井。
馬車庫の扉
旧ハッサム邸は残念ながら21年3月まで修復工事中で内部は見ることができなかった。
建物の前には阪神大震災の時に二階から落ちてきた煙突の部分が地面に斜めに突き刺さった状態で保存されていたのが妙に生々しかった。
広大な敷地の中には池泉回遊式日本庭園があって美しい景色を楽しむことができた。
今日は天気もよく、ちょうどお昼時に訪れたのであちこちのベンチでお弁当が広げられていて、私も持ち込みすればよかった~とちょっと後悔・・
菊花展も大々的に開催されていてとても見ごたえがあった。
総ケヤキ造りの重厚な正門。
この後は最後の目的地、兵庫県公館へ訪れた。