在廊二日目、朝活に以前から行ってみたかった碑文谷教会へ訪れた。
碑文谷教会は、1954年にサレジオ会により建立。
ちょうどこの日は、ミサが行われるということで、信者さんがおられ
少し早目に照明もつけてくださった。
美しい~天井画が圧巻。。
信者さんが言われるには、一人のイタリア人修道士が、故郷の教会を思い出し、3年がかりで天井画を描いたという。
とても緻密で華やか。
祭壇周りもとても豪華である。
イエスと十字架の背景は、モザイク画で描かれ、
手前には、最後の晩餐を描いたモザイク画も。
王冠のようなシャンデリア。
縦長のアーチ窓には、ステンドグラスも入っている。
後方の扉上部にもフレスコ画
聖堂内のあちこちには、作風の違った宗教絵画が描かれている。
とても見応えのある聖堂を堪能。
最寄りの学芸大学駅までの道すがら
気になったやきもののお店。閉まってたが・・
扉に貼られたタイルもいいな。
門や面格子のアイアンワークが凝っていたお宅。
そして公開中だという明治生命館へ向かう。
途中、国際ビルヂング前を通ったので、
あのエレベーター周りのモザイクタイルを観に寄る。
何度見てもいいな~
モザイクタイルもいいし、この白い大判の中央が凹んだタイルもいい。
最高~見に寄ってよかった。
そして明治生命館へ到着。
1934年、岡田信一郎設計。昭和時代の建築物として初の重要文化財に。
コリント式柱が並ぶ重厚な外観。
ロゼットが貼られた重厚感のあるブロンズのドア。
大理石がふんだんに使用された内部空間。
天井は、中央部はガラス屋根のトップライト、周囲は漆喰と石膏彫刻による八角形の装飾が施されていて、重厚感あふれる空間だった。
回廊のシャンデリア。
会議室
こちらは、元食堂。
配膳用のエレベーターが並んでいた。
階数表示板。
アール・デコな通気口。
食堂は、会議室に比べると、部屋の中央部分の天井にゆるやかなアーチがあったり、やわらかな印象。
アーチには、葡萄の蔦が描かれた漆喰のレリーフが細やか。
大理石と陶製のタイルでできた暖炉。
孔雀らしき鳥が向かい合うレリーフ。
各階に設置された米国製のメールシュート。
応接室の家具や絨毯までもが豪華絢爛で見惚れた。
階段ホールも大理石尽くしに。
この後は朝活終了し、一路茶嘉葉さんへ在廊へ向かった。
在廊後、帰りのバスまでの時間に訪れた大江戸線西新宿五丁目駅の陶板アート。
大胆にカットされ組み合わされた陶板・・抽象画かなと思いきや、
遠目で見ると、山並みや雲の合間に鳥が飛んでいるようにも見える。
寄って見ると、それぞれの陶板には石目だったり、網目のようなもの、つるんとした光沢のあるもの、いろんな質感が楽しい、タイル好きを刺激するアートだな。
更に教えて頂いた、東中野の「モーゼ」で夕食を。
ウニとしめじのパスタ、濃厚で美味しかった。
教えて頂いた通り、床タイルも可愛かった。
通りがかりに東京交通会館の矢橋六郎の大理石モザイク画
も見ていく。
近づくと、やはりひとつひとつの石の存在感がすごいなあ。
螺旋階段のある吹き抜けは、夜はこんなライトアップがされてた。
最初の二日間の在廊を終え、帰宅。