去年友人と訪れたがんこ石橋苑で素敵な洋室の個室を見つけ、いつか人数集めてこの個室で食事をしたい、
という念願がかなって今日行ってきた。
ぷにょさんととりあえず個室が借りれる6人以上目標に声かけしたら、建築講座のメンバーの皆さんが予想以上に話に乗ってくださり、
更に先生まで来てくださることになり、部屋の定員ぎりぎり12人が集まった。
がんこ石橋苑は、大正時代、北摂の土木建築を支え、地域に貢献した中井エンジニアリング創始者、中井梅太郎氏の元邸宅。
こちらの元邸宅をがんこが借り上げて改装し、レストランとして営業されている。
このような元お屋敷のがんこは現在全国に8店舗。
先日和歌山で訪れた六三園もそうだし、大阪の平野は郷屋敷、
京都の二条苑、三田の里、宝塚苑、岸和田の五風荘、そして東京にできた山野愛子邸とある。
建築には興味津々のメンバーなので仲居さんを質問攻めに。
古いお屋敷のがんこが各地にあるのは創業者である現在の社長が古い建築がとても好きで理解があるとのこと。
こちらの邸宅も駐車場になってしまうところを救われたのだとか。
このような古い邸宅や庭園を維持し、食事処として営業していくにはやはりとても採算は合わないのだそうだけど、
日本の伝統文化を守り、歴史ある建物を継承していきたいという信念の元、
各地の存在が危ぶまれてた邸宅を借り上げ、営業されてるのだとか。
すばらしい~~!!
他にも料亭にできそうな壊されかけの建物があればぜひぜひお願いしたいものだ。
こんな素晴らしい志を持った企業が他にも現れてくれたらうれしいんだけど。
前回は慌ただしく写真を撮っただけだったこのお部屋でゆっくり食事できるなんて至福。
そしてこの雰囲気の中でもどこのがんこも一律同じ比較的低価格なランチがいただけるのは有難い。
仲居さんにはいろいろと裏話も聞かせて頂いた。
こちらのお部屋には最もよく出入りされていた有名人で田中角栄さんがおられたという。
お客さんが来る前ならと、二階や他のお部屋の見学もさせて頂くこともできた。
食事の後はお庭の見学も。
お庭には大きな銘石がごろごろしていて、秋田からトラック3台を壊しながら運ばれたという逸話を持つ巨大石も
最後は大きな靴脱ぎ石の上に皆で並んで記念撮影。
この後はIさん情報で近くにあるという洋館を見学し、元診療所のカフェへお茶しに向かった。