西長堀から丼池繊維会館までウォーキング。
11時半からのガイドツアーに参加しようとがんばってやってきた。
このビルのリノベーションの様子が記録されたスライドを見せて頂いた後、館内を見学。
改装前は鋼製サイディングが貼られていたという外壁がはがされ、建築当初のタイル貼りの外観に。
丼池繊維会館は戦前は家具屋、戦後は繊維問屋街として栄えたという丼池筋に大正11年、愛国貯金銀行として建てられた建物で、
銀行として使用された後は地域サロンや福利厚生施設として利用されてきた。
2016年3月に、リノベーションが完成。
2階の屋内廊下は幅が広くゆったりと。
造り付けのキャビネットの扉は元塩野義製薬研究所の実験器具収納用の天袋の建具が再利用されたもので
坂倉建築研究所によるオリジナルデザインのものだそう。
モルタル仕上げの壁面や木製のサッシなどと調和している。
2階の1室には有田焼のショップが入っていた。
こちらもセカンドサイクルということで、
天満橋のレトロビル、リバーセンターのガラスブロックがアクセントに入れられて
階段室は木造の手すりなど建築当初のままのレトロな雰囲気が残されていた。
窓枠はすべて断熱性能が高い木製サッシが入れられている。
重さは一つ100キロもあるとか。
3階は6か所ある丸い天井の折り上げ部分などを生かすためにワンフロアの大きな部屋に
1階にショップがある有田焼のプロダクトデザイナーの方が入居されてるそう。
ゆったりした素敵なオフィスだけど、入口はガラス張りで落ち着かなさそう;
そして屋上へ。
トタン張りの元倉庫はトタンをそのまま、小屋感を残してリノベーションされた。
小屋の中はモダンな造りのキッチン
使いやすそうなアイランドキッチンはお料理教室なんかによさそう
木製トラスの梁も。
当初は小屋はなかったため屋上への重厚な鉄扉がそのまま残されている。
煙突の跡。
内装は、本来断熱材として壁の中に使われるものがむき出しに使われていた。
当初からあるオリジナル部分を大切に、新たなデザインともうまく組み合わせられリノベーションされた丼池繊維会館だった。
丼池繊維会館を見学した後は、偶然ここで会えた東京からやって来られたSさんと、
この会館と同じ業者、「みんなの不動産」がリノベーションしたという丼池OSKビルにあるというカレー会館へランチに行くことに。
丼池繊維会館の並びにある丼池OSKビル
玄関にはこんなかわいい階数表示板が。
階段の手すりや白黒の内装もレトロモダンでいい感じ。
自転車置き場もなんかカッコいい・・
そしてここが大阪カレー会館。
ここは厨房付きレンタルスペースになっていて、平日はカレー屋として営業してる店舗を土日に貸しスペースとして利用することができる。
土曜のこの日は「マガリヤ ナガシマ」というカレー屋さんが営業していて、
こちらの三種盛りカレーを頼んだ。
ココナッツチキンカレーとキーマカレー、トマト風味のカレーと三種類味わえるのがうれしい。
アーモンドやパクチー、卵のピクルスなどのトッピングも豊富で、カレーもとてもおいしかった。