以前、リュウさんの台湾料理教室でご縁があってご一緒したHさん。
その後フェイスブックで友達になったのだけど、私がフェイスブックに日々アップしてるタイル写真を見るうちに、
どんどん洗脳されて来たようで、今まで眼中にもなかったタイルが目に止まるようになってきたとか。
そして一度タイルツアーを催して欲しいと、依頼を受けてた。
でも歩くのはイヤなので、歩かないタイルツアーをと、、
歩かないタイルツアーって、、
普段は歩かずしてタイルを見ることなかれ派の私だけれど、せっかくのタイル啓蒙の機会なので
その無理な願いを聞き入れて、ツアーを決行することに。
歩かずして、観れるところといえば、さらさ西陣界隈しかないだろうと、
そして、温泉はパスと言われたので船岡温泉は外し、移動して、きんせ旅館へお連れすることにした。
大徳寺前でバスから降りたところからツアーはスタート。
紙商カワハラの錯覚タイルが見えてきた。
白と黒のタイルはほんとは長方形なのに目の錯覚で横向きの台形に見えるという・・
「おおっ」とちょっと感心してもらって、、これでつかみはOK?!
少し行くと、本業タイルの貼られてた壁をUさんが目ざとく発見。
こんな窯変が美しいタイルも魅力的なんだけど・・
そしてさらさ西陣に到着・・
私はつい先日も徐さんを案内に訪れたばかりなので、
再び参上!
しかし何度訪れてもこのタイルたちにはうっとり・・
お二人にもこのすばらしいタイル空間を存分に味わって欲しい~
一通り観察して、写真を撮った後は、ランチを食べながらタイルの話もしつつ、
ラジオのパーソナリティでもあるHさんの弾丸トークも炸裂!
最後にはここからHさんの京都学生時代の思い出のあぶり餅を食べに行くことに話はまとまった。
ここから徒歩15分、に渋っていたHさんだったが、観念して・・
今宮神社のあぶり餅屋さんへ向かう途中もタイルチェックは怠らず。
やきものならではな風合いのタイル。
ただの青ではない雰囲気あるタイル。
型押しのデコボコに釉が溜まり表情あるタイル。
面格子とタイル。
お地蔵さんの祠があったが、石に浮彫になった顔が白塗りされていて、
かなり不気味なタイプ・・
可愛いタイルとテラコッタのタイルが貼られてた建物。
ステンドグラスも素敵。
中はお店兼何かの施設になってたので、ステンドグラスを中から見せてもらう。
中のカウンターも手作りのモザイク壁が。
すてきだなあ~
タイルを使った手作りの改装をされたそう。
しばらく行くと、更に地蔵祠が現れ、やはり中のお地蔵さんは顔が白塗り。
この辺りの風習か何かなのかなあ?
祠の卍はタイルで現わされてた。
ランタン型タイルも発見。
色合いが素敵。
そしてこのシミぽたタイル。
こちらは閉店になったお店の隣との境の壁にびっしり貼られてた。
正面からは建物両端のこの幅分しか見れない・・
とあるお宅の玄関脇に貼られてたタイルも重厚感ある。
大徳寺の塀は、以前も見たけどいろんな瓦がねじ込まれて?てユニーク。
今宮神社までやってきた。
お参りを済ませ、
2軒向い合せに並んでるというあぶり餅屋にやってくると、
なんと、閉まってる~~ガーーーン
2軒とも閉まってた;
餅を食べる気満々だったのに。
仕方なく、きんせ旅館へ向かうバス停へ向かう。
壁の飾りや門やフェンスのデザインが独特なお家。
華麗なデザインのアイアンの門
下見板貼りの腰壁が見える。
ポストもオリジナルなのか?妙に可愛い。
妻壁にはイニシャルを装飾した漆喰装飾らしきものが見えた。
並びのお家の窓もモダンで素敵。
この後、船岡山からバスに乗ったのだけど、なんと金閣寺辺りのバス停で、
突然のハプニング。バスの扉が閉まらなくなり、、降ろされるハメに;
結局タクシーできんせ旅館へやって来た。
何度も写真を撮ってるけど・・撮りたくなる玄関ホール。
そして泰山タイル。
私は今度はこんな複雑な色合いのタイルを何枚も焼いて、壁泉みたいなのを作りたいと思ってるので、よく観察。
この日はラッキーなことに、お客さんは私たち以外は1組で、しばらくして帰ってしまったので
この空間を三人締め。
ステンドグラスと泰山タイルの競演にみんなうっとり。。
忘れてはならないトイレのタイル。
十分、味わった。。
残り2個だと言われたパウンドケーキを3人で仲良く分け合って食べた。
帰りは島原口のバス停へ向かう。
洋品ユカワのりんご飴の飴のようなきれいな赤のタイル。
これは前回通った時には気付かなかった花屋さんの壁面にモザイクで描かれた「花」
これまたきれいな宇宙系タイルも。
建物の下に隠れるように貼られてたふっくら飴釉のタイル。
下のえぐれた 部分は何だろう?とよく見ると、マンホールのカーブに合わせて
タイルが貼られていたのだった。
そして無事タイルツアーは終了。
歩かないタイルツアーだったけど、京都NO.1&NO.2タイルスポットを押さえつつ、
バス停までの道すがらでもバラエティーに富んだタイルも見ることもでき、お二人にも喜んでもらうことができたようでよかった。