先日は友人情報で、伊賀上野で「てくてく銭湯」という町歩き&銭湯ツアーで一乃湯の見学ができると知り、
ちょうど近々伊賀上野へ行きたいと思ってたので早速申し込んで行ってきた。
ツアーは午後からだったが、朝から伊賀上野入り。
前日、友人が宿泊した薫楽荘へ、友人が話をつけてくれて、宿泊してない私も見せて頂けることに!
軒瓦には家紋の木瓜が入れられている。
ぷにょさんが少し前に宿泊して、タイル情報を聞いていたのでワクワク。
門を開けると、玄関までのアプローチの両脇に本業タイルがずらり!
おお、すごい~
建物は明治後期に建てられたもので、昭和49年に改修されたそう。
タイルは当初からのものだろうか。
更に玄関を入ると、
そのたたきにも、またデザインの違う本業タイルが、ずらりと貼られてた。
間のべんがら色のモルタルが華やか。
更には建物に沿った犬走りに、ぷにょさんが発見したマジョリカタイルも数枚確認!
女将さんには快く招き入れて頂け、2階のお部屋も見せて頂くことができた。
頂いたヘリテージカードによると、明治時代に桑町花街「芳真楼」として開業。
昭和33年に旅館に転業されたという。
女将さんのお話によると、10年間ほど、旅館は閉められてたそうだけど、嫁いでこられた後に旅館業を再開されることになり、
お掃除など、再開準備に怒涛の忙しさだったことなどいろいろとお話して頂けた。
屏風のような襖?!に自然の腐食を利用した欄間、
奥の広間には
ゴツゴツしたコブやうねりのある力強い床柱
戸袋の取っ手は可愛い陶器製
こちらは少し小さめのお部屋。
部屋の奥まったところには、こんな造り付けの家具のあるコーナーも。
2階の中心には、こんな天井が傘のようになった東屋風のコーナーもあって、
宿泊された方々の交流の場になることもあるそう。
女将さんの明るいお人柄もあって、アットホームな宿の雰囲気が伺えた。
また機会があれば泊まってみたいなあ。
いろいろとお話を聞かせて頂きながら快く見学させて頂き、本当にありがとうございました。