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今日から始まった、こだんみほ×木工房KOKOさんの「タイルの世界」展へ行ってきた。
こだんさんには久しぶりにお会いできてうれしく、作品もどれも素晴らしくって
感激した。
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まずはこちらの「鯛よし百番」の牡丹の間の意匠と洗浄室のモザイクタイル画を合わせたという作品。
とても細かいモザイクタイルが描きこまれていて、その作業を考えると気が遠くなりそう。そしてとても美しい~
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更にこの額の四隅に描かれてる牡丹の花を描きこんだ金具がめちゃめちゃリアルでうっとりした。
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こちらは東京の銭湯、「日の出湯」の玄関タイルと型板ガラスがデザインされたものだそう。さわやかなカラーのタイルはほんとうに作品名になっている紫陽花のよう。
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紫陽花タイルの縁にはマーブルタイルが描かれてて、そのマーブルタイルの再現度もすばらしい。
こだんさんいわく、こちらの銭湯の浴室にはカニのタイルが敷き詰められてるそうなので、ぜひいつか行ってみたい。
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こちらは私も大好きな愛知の豊川の元料理屋のピンクの豆タイルが
菖蒲にアレンジされ、更に3Dタイルと融合し、見事な幾何学的な美が表現されていた・・
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銭湯の靴箱の扉シリーズもとってもいいなあ。
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大阪、福寿湯の洗面台のタイル、魚型のペスカードタイルが排水溝へ吸い込まれていくように渦巻くデザイン、タイルの形、色合いも超好み。
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こちらはこだんさんと見学をご一緒させて頂いた伏見の呉竹湯の鯉のタイルなどが排水口と共にアレンジされてる・・
懐かしい~
廃業された銭湯のタイルが、こうしてタイル画として残るって、すばらしい。
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そして本業タイルも!
鳥取県倉吉の大社湯の蝙蝠をデザインした本業タイルと、和歌山の田辺新地の
蝙蝠の欄間を合わせたもの。
間には雷文のマジョリカも入っていて、これもまた素敵なデザイン!
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愛知の曳馬園赤線跡の旅館外壁のタイル。
豆タイルの色目がこれまた渋くて、好み。
ヤモリが透かし彫りされた額もタイルの雰囲気とすばらしくマッチしてる~
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よく見ると細かなタイルの欠けやヒビ、風合いなどもリアルに再現されていて
その写実性に驚いた。
まだまだ素敵な作品があって、ひとつひとつ紹介したいけど
これから楽しみに見に行かれる方々のためにも自粛しよう。
今日はたっぷり、こだんみほ×木工房KOKOさんの「タイルの世界」を堪能してくることができた。
8/11まで、須田画廊にて開催中。