m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

京都喫茶店巡りその三【ぎおん石喫茶室&ぎおん石京そば処】

2020-09-23 | 純喫茶&リノベカフェなど

次にやってきたのはぎおん石喫茶室。
随分前に一度来たことがあったが、久々にあの空間を味わえる~とワクワク。


下を歩いていたら気づかないが、向かい側から改めて見ると、独特の外観。
昭和44年建築。


壁面から垂直に飛び出す照明。


一階は鉱物、化石、アクセサリーなどのショップ。
奥にあるエレベーターで2階の喫茶へ。
エレベーターの扉が新しくなってた。
怪しいマーク・・と思ったら、「石」という字が四個集まってるだけだった;


ゴツゴツした質感の石に囲まれたエレベーター周り。


この日の祇園はものすごい人でごった返していたが、ここはやはり穴場なのか
それほどお客さんはおらず、ほっとした。



壁面から天井まではフローリングのような幅の細い木で覆われていて、
緩い曲面が描かれている。
照明の光が天井に艶やかに反射していてきれい~





照明の付き方がほんとに斬新・・






壁面は幅の太さがマチマチの木が倒れるように斜めに並ぶ。
ほんとに面白いデザインだなあ。



右の方は細い幅の木がギュッと凝縮されたようになってる。


ソファはスエード調の革貼りのものが、アルミのような金属で覆われている。


私はここではレモンゼリー。
クリームは、さすがに苦しくなってきた;


裏の階段の大理石の手摺。


階段室にあった大きな丸窓?
丸窓を縁どる陶器製のやきものには鳳凰や龍、花などがカラフル描かれていた。






そして、前回はなかったと思うのだけど、上の3階にそば処があるようだったので、ちょっと覗いてみることに。


うわ~、扉のフォルムからしてただならぬ雰囲気。


準備中のようだったが、中を見せて頂けた。


まず驚いたのが、この天井に貼られてる黒い鉄板?!
いろんな形をした鉄板ランダムに貼られてる。細かく切れ目が入っているものも。
これは一体・・?!


店主さんに聞いてみると、この建物は船を表していて、
2階が船室、この3階が海底(だったかな?)を表しているとか。


天井に貼られているのは海藻をイメージし、
奥の壁に貼られているこのオブジェは魚をイメージしているという。
驚くばかりのアートの炸裂ぶり。


2階と同じく、照明は壁から突き出た棒の先についている。
以前はここはそば屋ではなく、バーのようなお店だったそう。



洞窟の中のように包み込まれるような壁の曲面。


そして、畳敷きの個室もあった。
ここも洞窟のようで落ち着く感じ。


そして4階はイベントスペースとして使われているというガラス貼りの部屋。


2階の喫茶石のトイレはもう改装されて新しくなっていたけど、
こちらの4階のトイレは、当初のままのようで、
ざらざらゴツゴツした石に囲まれた不思議空間になっていた。


思いがけなく、そば屋の中が見れてよかった~。


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京都喫茶店巡りその二【カフェ・アアルト&マヤホテル他】

2020-09-23 | 純喫茶&リノベカフェなど

ライト商會を後にし、やってきたのはカフェ・アアルト。
フィンランドの建築家アルヴァ・アアルトに由来するカフェが、
ヘルシンキに次ぐ2号店目としてこちらの京都にオープンしたのだとか。
2階以上は同じくフィンランドの建築家ハッリ・コスキネンがデザインしたというカプセルホテル、「マヤ・ホテル」になっている。
思ったより間口が狭くて、思わず通り過ぎてしまいそうになった意外に地味なエントランス。


1階のカフェ・アアルト。
立体感のある濃紺のボーダータイルにゴールドのサイン、照明がカッコいい
カウンター周り。


厨房やトイレのあるコーナーがこの濃紺ボーダータイルで覆われてる。
緩やかなアールに沿って貼られたタイル。


飲食スペースは奥に広がる。


店内はシンプルにまとめられていて、
黒いレザーの椅子やテーブルなどは本店を踏襲し、リプロダクトされたもの
だそう。





真鍮フレームに黒いレザーの椅子はどっしりと重い。



カウンター上にも客席にも、このゴールドの照明が釣り下がっていた。


天井はリサイクルボードのような素材でできていて、埋め込み式の照明も
所々に入れられている。


2階の客室へ続く螺旋階段も喫茶室のアクセントになっていた。


飲み物はもう無理、、とコーヒーゼリーを頼んだ。


2階以上のホテルの方も気になるので、見学させて頂いた。
2階のエレベーターを降りると正面にあるレセプションのカウンター。
明るい色調の木材でまとめられている。


レセプションの横は宿泊者は自由に利用できるキッチンがあった。


このテーブル面白い・・薄くすっきりした天板のテーブルの脚を見ると、
加工前のような荒々しい丸太が付けられてた。


天窓のある吹き抜けの空間から光が射し込む。


螺旋階段を2階から見下ろす。
朝食を下のカフェで頂く時にこの階段を使ったりするのかなあ。


コスキネンデザインの案内板も木で作られたもの。


こちらは宿泊者のロッカールームと洗面所。


そしてハットと呼ばれる個室へ。


三角屋根のデザインがかわいい。
スクリーンなどのテキスタイルはマリメッコなのだそう。
こんな地味なマリメッコのデザイン、あったんだ・・


中はこんな感じでとてもシンプル。
目覚ましは音ではなく、ライトが徐々に明るくなるのだそう。
宿泊料はおいくらなのか聞いてみると、6,7千円するらしい。
カプセルなのに、そ、そんなに高いんだ・・


更にもう少しゆったり目の「ウォークインハット」と呼ばれる部屋は、


ベッドが入れられていて、部屋の中で立つことができる高さがある。
スペース的には寝る場所だけだけど。


エレベーター前に並ぶ可愛い椅子たち。


ダストボックスも小屋のような形になってる。


個室のブラインドと同じテキスタイルで作られたマリメッコのトートバッグやポーチの販売していた。


そしてカフェ・アアルトを出て、喫茶石へ向かう途中。
素敵な外観のリノベ店舗を見つけた。


縦長の格子の入った窓や装飾の入った持ち送りがついていたり、


こんな装飾も。


建物周りにある花壇に貼られたタイルがとてもいいなあ。


中へ入ってみると、花壇に貼られてたタイルが、壁や柱に貼られ、


天井には細かい漆喰装飾があったりと、この吹き抜けの空間といい、
ただならぬ雰囲気の建物のよう。








正面にはプロセニアムアーチに囲まれた舞台があったので、元劇場か何か?と、店員さんに聞いてみたら、元映画館だったそう。


スクリーンもうまく使われて、洋服店にいい感じにリノベーションされていた。



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