次にやってきたのはぎおん石喫茶室。
随分前に一度来たことがあったが、久々にあの空間を味わえる~とワクワク。
下を歩いていたら気づかないが、向かい側から改めて見ると、独特の外観。
昭和44年建築。
壁面から垂直に飛び出す照明。
一階は鉱物、化石、アクセサリーなどのショップ。
奥にあるエレベーターで2階の喫茶へ。
エレベーターの扉が新しくなってた。
怪しいマーク・・と思ったら、「石」という字が四個集まってるだけだった;
ゴツゴツした質感の石に囲まれたエレベーター周り。
この日の祇園はものすごい人でごった返していたが、ここはやはり穴場なのか
それほどお客さんはおらず、ほっとした。
壁面から天井まではフローリングのような幅の細い木で覆われていて、
緩い曲面が描かれている。
照明の光が天井に艶やかに反射していてきれい~
照明の付き方がほんとに斬新・・
壁面は幅の太さがマチマチの木が倒れるように斜めに並ぶ。
ほんとに面白いデザインだなあ。
右の方は細い幅の木がギュッと凝縮されたようになってる。
ソファはスエード調の革貼りのものが、アルミのような金属で覆われている。
私はここではレモンゼリー。
クリームは、さすがに苦しくなってきた;
裏の階段の大理石の手摺。
階段室にあった大きな丸窓?
丸窓を縁どる陶器製のやきものには鳳凰や龍、花などがカラフル描かれていた。
そして、前回はなかったと思うのだけど、上の3階にそば処があるようだったので、ちょっと覗いてみることに。
うわ~、扉のフォルムからしてただならぬ雰囲気。
準備中のようだったが、中を見せて頂けた。
まず驚いたのが、この天井に貼られてる黒い鉄板?!
いろんな形をした鉄板ランダムに貼られてる。細かく切れ目が入っているものも。
これは一体・・?!
店主さんに聞いてみると、この建物は船を表していて、
2階が船室、この3階が海底(だったかな?)を表しているとか。
天井に貼られているのは海藻をイメージし、
奥の壁に貼られているこのオブジェは魚をイメージしているという。
驚くばかりのアートの炸裂ぶり。
2階と同じく、照明は壁から突き出た棒の先についている。
以前はここはそば屋ではなく、バーのようなお店だったそう。
洞窟の中のように包み込まれるような壁の曲面。
そして、畳敷きの個室もあった。
ここも洞窟のようで落ち着く感じ。
そして4階はイベントスペースとして使われているというガラス貼りの部屋。
2階の喫茶石のトイレはもう改装されて新しくなっていたけど、
こちらの4階のトイレは、当初のままのようで、
ざらざらゴツゴツした石に囲まれた不思議空間になっていた。
思いがけなく、そば屋の中が見れてよかった~。
この後は中書島へ向かった。