m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

天下茶屋の町歩き・その二

2020-09-29 | 建築巡り・街歩き【大阪】
天下茶屋の町歩き、後半。
三階建ての立派なアパート。


ファサードが緑のモザイクタイル貼り。
窓には型板ガラス。


補修で入れられた違ったテイストのモザイクタイルもいいなあ。


こちらは同じ緑でも黄緑色。


そびえたつアパートの背後には真っ青な空。
いい眺め。



隣の棟は茶系のタイルが貼られてる。


消えかかってる「マンション」の文字部分はモザイクで描かれてた。



この茶色のタイルの取り合わせも好き。


アパートの向かいには2階部分がこんな下見板貼りの洋館風の家も。





濃緑と黄土色のタイルの色合わせ&面格子がよい。



このアパートの玄関のタイルといったら・・
なんと美しいのだろう。



ビニールクロスらしき床の模様もいいなあ。


こちらはY字ならずr字路。


サビサビのたばこ看板の下には鐘馗さん。


三角屋根の洋館の幅いっぱいの窓に面格子。





ちらりと見えた廃墟となった家の玄関にも、こんなに色鮮やかなモザイクタイルが・・


ここの黄緑色のタイルも鮮やかできれい。


型板ガラスの入った小窓も。


この錆びた扉もいい雰囲気。


この郵便受けも最高・・




ぼこぼこした型押しタイル。


この家の玄関の型押しガラスも無数の星が散りばめられたように美しい。


この後、お仕事に戻られるこだんさんとお別れし、残りの方々でお茶。


ちょうどいい所にあった喫茶むさしで、ほっと一息。


木彫りの「いらっしゃいませ」


プリンアラモード頼んでしまった。


この後、すぐ近くにモザイクタイルの円柱のあるアパートがある、
とタイル好きの私を案内してくださったのだが、、
既にアパートは跡形もなくなっていた。
しばらく歩き回るが、以前はあった他のチェック物件も軒並み
なくなっているという事態に;


亀甲型のタイルがびっしり、階段に貼られてたマンション。
色合いもいいなあ。
滑り止めの部分のタイルもちゃんと色合わせしてある・・


小さな面格子。


八角形の窓のマンション


エントランスの床。
いろんな色の大理石がめり込ませてあって面白い。


ステンドグラス風の窓のマンション。


すっかり日も暮れてしまった。
この日歩いた天下茶屋は、まだまだほんの一部らしい。
どんどん、良いアパートなどもなくなっていってるみたいなので
なくならないうちに又見に来ないと・・
ほんとに、写真集にでもしたいくらいのフォトジェニックなスポットがいっぱいの天下茶屋だった。
ご一緒してくださった皆さん、こだんさん、素敵な一日をどうもありがとうございました。
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天下茶屋の町歩き・その一

2020-09-29 | 建築巡り・街歩き【大阪】

福寿湯さん見学時に天下茶屋駅から福寿湯へ行く間、そして見学後の町歩きで
発見したものいろいろ。



駅から歩いてると、いきなり現れた水玉面格子。
大小のドットが繋がっていて、とても可愛い。



酒房美紀の入口のショーケースはタイルとガラスブロック貼り。




2階のバルコニーから多肉植物がすごい勢いで繁殖してる家。



商店街を通ると、めちゃめちゃ惹かれる喫茶店が。
喫茶マル屋。


魅力的な路地もたくさんあって、ついつい横道それたくなる。




バルコニーにタイルと面格子。


商店街の中のY字路。
うーん、どっちへ行こうか迷ってしまう。


商店街の中に大きな丸窓のある建物もあった。
何屋さんだったかは不明。


こんなハーフティンバーの洋館付きの長屋もあった。
駅から福寿湯までの間だけでも、寄り道ポイントがいっぱい。


そして福寿湯見学&入浴後も、ご一緒した皆さんで町歩き。
厚みが立派な型板ガラス。


モザイクタイル貼り円柱のポーチがあるアパートも。


ポーチの上もモザイクタイル貼りだ~


パステルグリーンとあめ釉のモザイクタイル


5軒長屋?間口がかなり狭いような・・


商店街で、めちゃめちゃ良いたばこ屋のショーケース発見。





土台はモザイクタイル貼り


「TOBACCO」と書かれたサイン部分の装飾のデザインが良過ぎる・・


こちらのCigarettesも。


こんなモザイクタイルの柱もあった。


細い細い路地にあったアパートの入口。


錆びたトタンと白猫。


商店街を抜けて、住宅が立ち並ぶ路地。
このカラフルな石が入った洗い出し仕上げの壁も素敵だなあ。




窓辺を華やかに彩る面格子。


洋館のついた長屋。
結構見かける。



水色の面格子にポストが四個も。


ギャーっ、これは可愛いモザイクプランター
ピンク色のグラデーションの可愛さもさることながら、
中央部分がなだらかに山を作ってるところにも萌え。
皆、萌えポイントが一緒なので楽しい・・


う~ん、いいね~~


タイル、面格子、そしてポストの見事なバランス・・
えんじ色のタイルが渋い!



緑のタイルと面格子


モザイクタイル柱が3本


私は糸ミミズタイルと呼んでたが、ボールペンタイルとも呼ぶそう・・



この看板に引っかかって、みな立ち止まる・・
試行錯誤の跡が見え隠れする宇宙人としか思えないような変質者のイメージ画。

その二へ続く・・




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西成区・福寿湯見学

2020-09-29 | 建築巡り・街歩き【大阪】

先日はタイル画家のこだんみほさんにお声掛け頂き、福寿湯さんの見学会に参加させていただくことができた。
開店前に迎え入れ頂き、多種多様なタイル満載の銭湯内を思う存分見学&撮影を楽しんだ。


入口を入ると、左手方向へUの字型に広がる玄関。


その床にはパステルピンクとブルーのモザイクタイルが敷き詰められている。


立ち上がりには黒の縦長、斑入りのタイル。


マットの下にはこんな玉石タイルが隠されてた。
ブルー系の玉石にオレンジ混じりがとっても美しい~


番台


脱衣所全体の写真を撮るのを失念;
浴室入口の上部にはピンクのモザイクタイルがびっしりと。


ピンクの中に、グリーンとオレンジのちょっとぼかしの入ったタイルが
アクセントに入れられているのがめちゃめちゃ良い!


天井には緑のファンが回る。


女湯のガラスには海の中を魚が泳ぐ様子が描かれたエッチングのガラスが入っている。
当初は隣にも同じものが入っていたそうだが、お客さんが割ってしまわれたとか。
男湯の方は貝の上に乗るビーナスが描かれたものが入っていたという。
同じく今は割れてしまい、普通のガラスになってしまったそうだ。



そして浴室入口そばにある洗面台。
赤とブルー、一番下にはグリーンのモザイクタイルが貼られ、


シンクの中にはこんな魚型のペスカードタイルが貼られている。
先日のこだんさんの作品展でお見掛けしたものだ!


魚に例えられたタイルが不規則に並んでいる様子がとてもいいなあ。
排水口の蓋も可愛い。



浴室前に敷かれたタイルは水色にグリーンや黒が混じった玉石タイル。


浴室内へ。
大判の石が敷かれた床。
福寿湯の創業は大正時代だそうで、当初は煉瓦造りの建物だったという。
昭和37年の改装時に、元々敷かれていた石に追加して敷かれたものだそう。



石の間には玉石タイルが敷かれている。私は初めて見るように思ったが、大阪の銭湯の特徴的な床だそう。


奥の壁面には、赤と黒の鯉が泳ぐタイル画が描かれている。





洗い場の蛇口周りには、珍しい風車のようなピースが入ったパズルタイル。


ここにもやはりオレンジのタイルがスパイスを効かせてる。


補修の跡の継ぎ接ぎに萌える~





浴槽の石の下部に貼られたタイル


真ん中の大きな浴槽は、深めと浅めに分かれている。


この浴槽の縦の石は、なんと一枚石でできているという。
通常だと、縁の上の部分だけ石を使うというのがポピュラーだそうだが、
全て石でできているのは当時でも高価で珍しいものであったとか。


浴槽に付く噴水柱は、いろんなモザイクタイルがにぎやかに貼り付いている。


そして岩風呂も。
こちらは超音波風呂になっていて、
後で入ったが、岩に囲まれ露天風呂のような雰囲気が味わえた。


岩風呂を囲むモザイクタイルのアーチ。


水風呂も。
モザイクタイルが貼られたこの浴槽、色合わせが最高~
角のアールも最高~



男湯の方へ。


男湯の方のタイル画は、山並みや木々が描かれていた。


この日の日替わり湯はラベンダー湯。
魅惑的な色。
他にも生姜湯やよもぎ湯などもあるそう。


男湯の方は色違いのブルーからグレーのグラデーションの風車のパズルタイル。





格子タイルバージョンも。


そして釜場も見せて頂いた。
重油高騰のため、現在燃料は木の廃材を用いられているそう。
住宅を作る際に出る柱などの廃材は、杉やヒノキが原料だという。
無垢の木を使うことで、煙もクリーンになったとか。


配管やバルブが複雑に絡み合う。


この電気装置がとてもレアなのだそうで、
同行者の電気専門家の方が興奮気味に語られていた。


これは釜場についていた小窓。
手作り感いっぱいの面格子が楽しいな。


他にも脱衣所の床に敷かれた籐の敷物は、この脱衣所に合わせた特注品で、
ロッカーの凹凸に合わせて縁が細かく編み込まれているなど、
話をお聞きしないと、気づかないようなことや裏話などいろいろとお伺いしながら、充実過ぎる見学会を楽しんだ。
この後は食事を挟んで、入浴、そして周辺の町歩きへ繰り出した。
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